阿蘇神社はなんの神様を祀っているの?分かりやすく解説!

阿蘇神社で祀られている神さまについて、神社巡りが大好きな筆者が解説します!

阿蘇神社のことをあまり知らない…、今度阿蘇神社に行こうと思っている、という人に阿蘇神社の特徴や歴史、お祀りしている神様についてわかりやすくご紹介します!

本記事では

阿蘇神社はどんな神様をお祀りしているの?

「阿蘇神社の歴史は?」

「阿蘇神社の見どころは?」

といった疑問にお答えします!

目次

阿蘇神社の歴史|2000年以上の歴史を誇る神社

阿蘇神社は阿蘇山の北麓に鎮座する、肥後国一宮です。

2000年以上前に創建された古社であり、阿蘇山火口をご神体としています。

全国に約500社の分社があり、その総本社が阿蘇神社なのです。

日本三大楼門の一つに数えられ、国指定の重要文化財にも指定されています。

阿蘇神社 鳥居

阿蘇神社はなんの神さまを祀っているの?

阿蘇神社は初代天皇である神武天皇の孫神である健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめとする、12柱の家族神をお祀りしています。

健磐龍命は阿蘇を開拓したとされ、今でも地域の人々に深く信仰されています。

また、平成20年に国宝指定された青井阿蘇神社(熊本県人吉市)とも深い縁があります。

青井阿蘇神社では健磐龍命とその妃である阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、子神である國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)の三柱をお祀りしています。

阿蘇神社とはまた違う魅力のある青井阿蘇神社への参拝もおすすめです!

阿蘇神社の御祭神:健磐龍命(たけいわたつのみこと)とは

阿蘇神社

阿蘇神社を開拓した健磐龍命は「阿蘇大明神」として祀られ、健磐龍命の家族は12柱の家族神として「阿蘇十二明神」と総称され、お祀りされています。

健磐龍命は阿蘇を開拓して人々に農業を教えたとされ、阿蘇神社では今でも季節ごとに五穀豊穣を願う「阿蘇の農耕祭事」が行われています。

国の重要無形民俗文化財にも指定され、豊作を祈る祭りは阿蘇の風物詩となっています。

健磐龍命(たけいわたつのみこと)の由来と歴史

健磐龍命は、神武天皇の命により京都から熊本へやってきました。

阿蘇のカルデラは世界2位を誇る大きさですが、健磐龍命が阿蘇へ訪れた際、このカルデラには湖が溜まっていました。

ここに田畑を作ろうと考えた健磐龍命は、外輪山を蹴破ってカルデラに溜まった湖を排出し、阿蘇を開拓したと言われています。

もともと湖だったこともあり、阿蘇には多くの水源があり、そのおかげで水が豊富なことで知られています。

中でも南阿蘇村の白川水源は毎分60トンもの豊かな地下水を生み出しています。

噴煙を上げる阿蘇山を制し、豊かな水源により豊富な地下水をもたらしたと言われている健磐龍命は、阿蘇を開拓した神としてそこで暮らす人々に長く信仰されているのです。

阿蘇神社の見どころと参拝ポイント:あの有名な楼門!

阿蘇神社 楼門

阿蘇神社の見どころといえば、阿蘇神社のシンボルでもある楼門です!

茨城県の鹿島神社、福岡県の箱崎宮と共に日本三大楼門の一つに数えられている阿蘇神社の楼門ですが、平成26年の熊本地震にて拝殿とともに倒壊してしまいました。

しかし令和5年12月に完全復旧し、現在も昔と変わらず堂々とした佇まいで参拝客を迎えてくれます。

また、同じく熊本地震で倒壊した拝殿も職人の手により美しく生まれ変わっています。

以前よりも大きくなった拝殿には阿蘇地域の木材が50%、阿蘇地域以外の熊本県産の木材が30%使用されており、楼門と共に熊本地震の復興のシンボルとされています。

阿蘇神社の素敵なご利益とは?

阿蘇神社のご利益は、

  • 良縁成就
  • 子授け・安産
  • 厄払い
  • 学業成就
  • 商売繁盛
  • 五穀豊穣
  • 家内安全
  • 不労長寿

など多岐に渡ります。

どんな願い事も叶えてくれる素敵なじんじゃなんです!

阿蘇神社へのアクセス方法と周辺情報

阿蘇神社へは電車、または車でのアクセスをおススメします。

■JR豊肥本線

・特急:熊本駅から宮地駅にて下車(約1時間~1時間半)、徒歩(15分)

・在来線:熊本駅から肥後大津駅にて乗り換え、宮地駅にて下車(約2時間)、徒歩(15分)

■車

熊本インターから車で約1時間~1時間30分

※大津市より北側復旧ルートが開通してますので、以前よりも早く阿蘇神社へ向かうことができるようになりました!

※駐車場について:現在は有料となっています。しかし最初の30分は無料ですので、十分に参拝する時間はあります。

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