阿蘇のパワースポットとして外せないのが何と言っても「阿蘇神社」です!
阿蘇神社の見どころはどこ?参拝ポイントを教えて!という人に、詳しく解説していきます!
本記事では
「なぜ阿蘇神社はパワースポットなの?」
「阿蘇神社の見どころはどこ?」
「阿蘇神社の歴史は?」
といったあなたの疑問・お悩みにお答えします!
阿蘇神社がパワースポットと⾔われる理由
阿蘇神社がパワースポット知られているのは、阿蘇地方を開拓した建磐龍命(たけいわたつのみこと)をお祀りしていることが所以です。
建磐龍命は初代天皇である神武天皇の命により、国造りのために京都から九州へやってきました。
大きなカルデラに溜まっていた湖を蹴破って水を排出し、そこに住む民に農耕を教え、阿蘇地方を豊かにしたといわれています。
火山を制し、豊富な水をもたらし田畑を耕した建磐龍命をお祀りしているため、阿蘇髄一のパワースポットとして有名なのです!
阿蘇神社の歴史
阿蘇神社は阿蘇山の北麓に位置する一宮に鎮座しています。
創建は2000年以上前といわれており、阿蘇山火口をご神体としています。
全国に約500社ある阿蘇神社の総本社が、肥後国一宮の「阿蘇神社」なのです。
また、熊本には「阿蘇四社」と呼ばれる、阿蘇神社と繋がりが深い神社が鎮座しています。
「阿蘇神社」、「健軍神社」、「甲佐神社」、「郡浦神社」が阿蘇四社にあたります。
阿蘇神社が創建や発展に大きく関与しており、縁の深い神社です。
中でも健軍神社は阿蘇神社の別宮に位置づけられており、熊本市では最古の神社として知られています。
鳥居から真っ直ぐ伸びた参道は1200メートルもあるのでこちらも見どころです!
熊本へいらした際は、ぜひ健軍神社や阿蘇四社へもご参拝くださいね!
阿蘇神社のおすすめの⾒どころはこれ!
歴史の古い阿蘇神社は、平成28年の熊本地震により甚大な被害を受けました。
楼門も拝殿も倒壊し、阿蘇神社を信仰する多くの人々はその光景にとても胸を痛めました。
しかし現在、地元の職人さんや建設会社の懸命な復旧作業により、新しさの中にも古い歴史が残る阿蘇神社の復旧が完了しました。
そんな阿蘇神社の見どころをご紹介します!
1.日本三大楼門のひとつ!阿蘇神社「楼門」
阿蘇神社の楼門は、茨城県の鹿島神社、福岡県の箱崎宮と並んで日本三大楼門の一つに数えられます。
嘉永3年(1850年)建造の阿蘇神社の楼門は、平成28年4月の熊本地震で倒壊しました。
歴史を感じられる大きな楼門が大好きで何度も訪れていましたが、テレビで阿蘇神社の被害を見て、ショックのあまり声を失いました。
もうあの楼門が見れないのか…ととても悲しい気持ちになったのを覚えています。
けれど修復を請け負った建設会社や地元の職人さんのおかげで、令和5年12月に阿蘇神社の楼門は完全復旧しました!
文化財としての価値を損なわないように、極力元の楼門の部材を再利用し、加工は最小限に留められています。
改修した部材の再利用率は72%に達し、従来の部材で組み上げた骨組みに加え、元はなかった耐震鉄骨を組み込むことで震度7の地震に耐えられるようにしてあります。
大きくも古い歴史を感じる楼門は、何度見ても圧倒されてしまいます!
2.熊本地震復興のシンボル!阿蘇神社「拝殿」
阿蘇神社の拝殿は昭和17年に設計されましたが、その後戦争により着工できず、昭和23年に完成しました。
台湾ヒノキが用いられた近代の神社建築として評価され、平成19年に国の重要文化財に指定されました。
しかし平成28年4月の熊本地震により楼門と同様全壊し、およそ5年3カ月後の令和3年7月に再建が完了しました。
再建修復の用材には熊本県や阿蘇地域の木材、阿蘇中央高校の演習林を活用し、熊本県産の木材が約8割使用されました。
(県産材:80%、国産材:15%、外国産材:5%が使用されています。)
3.良縁成就のご利益!「高砂の松」
高砂の松は良縁成就のご利益があるとして知られており、女性は右より2回、男性は左より2回、高砂の松の周りをまわると良縁に恵まれるといわれています。
阿蘇家20代目当主の阿蘇友成が、播磨国(現在の兵庫県)から持ち帰った高砂の松の実を阿蘇神社に植えました。
播磨国にて出会った老夫婦が「相生松」の精霊であり、老翁は高砂の松の、老婆は対岸の住吉の松の精霊として知られていました。
(相生松とは、雌株と雄株の2本の松が一つの根から立ち上がっているように見える松のことです。)
離れているのに相生松と呼ばれていることを不思議に思っていると、二人は遠く離れていても夫婦であると伝説を説きました。
高砂の松が良縁成就の象徴とされているのは、離れていても心を通わせ寄り添う老夫婦の伝説が由来となっているなんて素敵ですね!
阿蘇神社パワースポットのまとめ
今回はなぜ阿蘇神社がパワースポットと言われるのか、阿蘇神社の参拝のポイントや見どころをご紹介していきました。
- 阿蘇神社は、阿蘇地方を開拓した建磐龍命をお祀りしている。
- 健磐龍命は豊かな水をもたらし、民に農耕を広めては田畑を開拓し、多くの人々に恵みを与えた神様である。
- 熊本には阿蘇神社を含め阿蘇四社と呼ばれる神社が鎮座している。
- 令和5年12月、日本三大楼門の一つである阿蘇神社の楼門が完全復旧。
- 令和3年7月に完成した拝殿は郷土色を大事にしているため、地域材・県産材合わせて80%が使用されている。
- 相生松の伝説が由来である高砂の松には、良縁成就のご利益がある。
完全復旧を遂げた阿蘇神社は、新しいものと古いものが合わさり、本当にいろんな歴史を感じることができます。
木材も地域のものにとこだわって復旧されており、地元の方々に深く愛されている神社なのだと感じることができます。
また、熊本には様々な場所に阿蘇神社の摂社や別宮があります。
阿蘇神社とあわせて訪れると、今までよりももっと阿蘇神社が好きになること間違いなしです!
熊本へいらした際はぜひご参拝くださいね!