今回は「京都の子宝・安産の神社5選」について、ご紹介します!
神社巡りが大好きな筆者が選んだ、子宝・安産の神社を詳しくお伝えいたします。
本記事では、
「京都で子宝・安産のご利益がある神社は、どの神社?」
「特徴や見所を知りたい!」
という方々に向けて、情報をご紹介いたします。
京都の子宝・安産の神社5選を紹介!
今回ご紹介する「京都の子宝・安産の神社」は、下記の5箇所です。
・わら天神宮(京都市北区)
・瀧尾神社(三嶋神社祈願所)(京都市東山区)
・由岐神社(京都市左京区)
・岡崎神社(京都市左京区)
・野宮神社(京都市右京区)
それでは、これらの神社について詳しく紹介していきます。
わら天神宮|京都の子宝・安産祈願の神社といえば、この神社!
まず初めにご紹介する神社は、「わら天神宮」です。
わら天神宮の正式名称は、「敷地神社(しきちじんじゃ)」といいます。
古来より稲わらで編んだ籠で神饌を捧げ、抜け落ちたわらを切り取り、安産のお守りとして妊婦さんに授与するようになったことから、「わら天神宮」という名が広まったといわれています。
わら天神宮のご祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、安産・子授けの守り神として信仰されています。
わら天神宮では、妊娠五ヶ月頃の安産祈願参りだけではなく、「九ヶ月九日参り」という安産祈願も行っています。
この「九ヶ月九日参り」では、早産流産などの危険を乗り越え、九ヶ月九日を無事に迎えられた感謝と、この後の安産を祈願します。
出産予定日の一週間前から15日間、毎朝、神職が妊婦さんのお名前を読みあげて安産祈願をするというものです。
また、わら天神宮で授与される安産のお守りで、わらにふしがあれば男の子、なければ女の子が産まれるという言い伝えがあるそうです。
神様の心強いお力添えをいただき、出産に臨むことができそうですね!
瀧尾神社(三嶋神社祈願所)|皇室の方も訪れた穴場の神社!
次にご紹介するのは、「瀧尾神社(三嶋神社祈願所)」です。
瀧尾神社は、商売繁盛のご利益がある神社ですが、その境内に三嶋神社の祈願所があります。
三嶋神社の本宮は、京都市東山区馬町三丁目にあります。
この三嶋神社は、子授け・安産のご利益で有名です。
後白河天皇の中宮である平滋子(建春門院)が、子宝に恵まれないことを嘆いて、摂津三嶋神に祈願したところ、夢で「汝に男児を授ける、よって三島の神をお祀りせよ」とお告げがあり、懐妊・出産されたといわれています。
近年では秋篠宮皇嗣殿下も平成15年に参拝されており、その時の写真が境内に飾られていました。
そして、平成18年には悠仁(ひさひと)親王殿下がご誕生されています。
他にも、祈願所の横には「陰陽の石」があります。
左側が陽石(男石)、右側が陰石(女石)で、石に触れると夫婦和合・子授懐妊のご利益があるといわれている御神石です。
三嶋神社の本宮には、「揺向石(ようこうせき)」があります。
「揺向石」に触れてから、お腹に触れると牛若丸のような立派な男の子を授かるともいわれています。
祈願所と本宮は徒歩だと30分近くかかりますが、両方に足を運ぶ価値はありそうですよ!
由岐神社|日本で唯一、子供を抱いた狛犬のいる神社!
次にご紹介する神社は、「由岐神社」です。
由岐神社は、天狗伝説のある鞍馬山に鎮座する神社です。
由岐神社の狛犬は、日本でただひとつ子供を抱いている姿をしていることから、古くより安産・子授の神様として信仰があります。
赤ちゃんをご希望されている方への子授祈願や子供を授かった方の安産祈願で、全国から数多くの参拝者が訪れています。
本殿の前には「子宝箱」があります。
子授け祈願は無人受付となっていて、この「子宝箱」にご祈祷申込書とご祈祷料を一緒に箱の中に入れて申し込むことができます。
そして、お守りを一体持ち帰り、一年間身につけて祈願します。
その他、由岐神社には、京都市天然記念物の御神木である「大杉」があります。
樹齢は約800年、高さは約53メートルもある大木です。
古くから『大杉さん』と親しまれ、一心に願えば願い事が叶うといわています。
京都の奥座敷といわれる場所にあるため、行くには遠いですが、霊峰とよばれる鞍馬山は神秘的な空間です。
由岐神社は、鞍馬寺の手前にありますので、合わせて参拝していただきたい神社です!
岡崎神社|可愛いうさぎが出迎える「うさぎ神社」
次にご紹介する神社は、「岡崎神社」です。
岡崎神社のご祭神は、速素盞鳴尊(すさのをのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、三女五男八柱御子神(やはしらのみこがみ)です。
ご祭神の二柱が、三女五男八柱御子神ものたくさんの御子神をもうけられたことから、縁結びや子授け・安産のご利益があるとされています。
また、昔この地域は野うさぎの生息地で、多産なうさぎは神の使いと伝えられています。
境内には狛うさぎや招きうさぎなど、たくさんのうさぎがいるため「うさぎ神社」ともよばれています。
また、境内の手水舎には、黒御影石でできた子授けうさぎ像があります。
このうさぎに水を掛けてお腹をさすり祈願すると、子宝に恵まれ安産になるといわれています。
お守りや絵馬もうさぎづくしで、特に若い女性やカップルに人気の神社です。
可愛らしいうさぎが出迎えてくれる神社で、縁結びや子授け・安産の祈願をされてみてはいかがでしょうか?
野宮神社|良縁・子授け・安産で有名な嵯峨野のパワースポット!
最後にご紹介する神社は、「野宮神社」です。
野宮神社は、源氏物語旧跡の神社です。
また、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王が伊勢へ行かれる前に身を清められたところとして知られています。
野宮神社のご祭神は、野宮大神(ののみやおおかみ)で、縁結び・縁切り・子宝・学業成就などのご利益があります。
また、境内にある「白福稲荷大明神」は、子宝・安産の神様として有名で、秋篠宮紀子様が参拝後、佳子様を身ごもった事でもしられています。
また、境内のすべてのお社にお参りした後、神石「亀石」に撫でながら願い事をすると1年以内に願いが叶うといわれています。
子宝・安産だけではなく、良縁や学業成就など様々なご利益が授かれるおすすめの神社です!
【京都の子宝・安産の神社5選 まとめ】
今回は、「京都の子宝・安産の神社5選」をご紹介しました。
・わら天神宮|京都の安産祈願の神社といえばここ!
・瀧尾神社(三嶋神社祈願所)|皇室の方もご利益を授かった穴場の神社!
・由岐神社|日本で唯一、子供を抱いた狛犬がいる神社!
・岡崎神社|「うさぎ神社」とよばれるほど、境内にはうさぎがいっぱい!
・野宮神社|良縁・子授け・安産で有名な嵯峨野のパワースポット!
私が実際に足を運んだ際、ちょうど今回ご紹介した中の神社へ行った時にお宮参りをされているご家族や、赤ちゃんを授かりたいと思われているであろうご夫婦を見かけました。
こうして、子宝・安産祈願の参拝をされているご家族のもとに、可愛い笑顔の赤ちゃんが産まれ、幸せに過ごされるといいなぁと思いました。
今回ご紹介した神社は、京都の中でも子宝・安産のご利益があることで知られる神社ばかりです。
参拝を考えていらっしゃる方のご参考になれば幸いです。
子宝・安産以外のご利益も授かれる神社ばかりですので、ぜひ気になる神社にお参りしてみてくださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。