今回は「京都の穴場神社5選」について、ご紹介します!
神社巡りが大好きな筆者が選んだ、境内の隅々までじっくり参拝できる穴場の神社を詳しくお伝えいたします。
本記事では、
「京都の穴場の神社に行きたい!」
「穴場神社の見所を知りたい!」
という方々に向けて、ご紹介いたします!
京都のご利益たっぷり”穴場神社”5つを紹介!
今回ご紹介する「京都のおすすめ穴場神社」は、下記の5箇所です。
- 瀧尾神社(京都市東山区)
- 大将軍八社(京都市上京区)
- 今宮神社(京都市北区)
- 梨木神社(京都市上京区)
- 蚕ノ社(京都市右京区)
それでは、これらの神社について詳しく紹介していきます。
瀧尾神社|大丸の創業者も毎日通った商売繁盛の神社!
はじめにご紹介する神社は、「瀧尾神社」です。
瀧尾神社のご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、大黒天(だいこくてん)、弁財天(べんざいてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)の七福神三神です。
瀧尾神社は、大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門が、通勤時に毎朝欠かさず参拝していた神社です。
瀧尾神社のおかげで大丸は繁栄したといわれたことから、商売繁盛のご利益があるといわれています。
また、本殿右手(東側)には、別名「うなぎ神社」とよばれる三嶋神社や、愛宕神社・大丸繁栄稲荷・金刀比羅宮・瀧尾天満宮が祀られるお社も並んでいます。
さらに、瀧尾神社の大きな特徴として、本殿は貴船神社奥院旧殿を移築したものであることと、境内のあちこちでみられる霊獣などの彫刻の数々です。
特に、拝殿の天井にある龍の彫刻は、全長8メートルもあり、とても迫力があります。
2024年は辰年ということもあり、注目が集まる神社となりそうです!
行かれる際は、ぜひ隅々までじっくり見て回っていただきたい神社です。
大将軍八神社|ご祭神は方位を司る陰陽道の星神「大将軍」
次にご紹介するのは、「大将軍八神社」です。
大将軍八神社は、平安京造営時に、大内裏(御所)の北西の天門に方位の厄災から守るための社として創建されたといわれています。
方位を司る陰陽道の星神「大将軍」が祀られており、方位除けや厄除けのご利益があることで知られています。
大将軍八神社には、家を建てる時、引っ越しする時、旅行に行く前など、あらかじめ災いが起こらないように、方位からの厄を除けてもらうために祈願される方々が多く参拝に訪れます。
境内にある方徳殿には、80体の大将軍神像という国の重要文化財として指定されている像が祀られています。
こちらは、開館日が5月1日~5日と11月1日となっていますが、その他の日は事前予約で公開される場合もあるようです。(入館料は500円)
また、陰陽師の安倍晴明の子孫による天文学資料も展示されています。
北野天満宮からも近いので、セットで参拝に行かれるのもおすすめです。
商店街の中にある小さな神社ですが、見所が多い神社ですよ!
今宮神社|玉の輿のご利益と、厄除けで有名な神社!
次にご紹介する神社は、「今宮神社」です。
今宮神社は、一休さんゆかりの寺で有名な大徳寺のすぐ近くにあります。
この今宮神社は、「玉の輿神社」としても知られています。
今宮神社は、社会情勢により荒れた一時期がありましたが、5代将軍徳川綱吉の生母である桂昌院によって再建されたといわれています。
その桂昌院は、もともとお玉という八百屋の娘だったのですが、将軍・徳川家光に見初められ側室にまで上り詰めました。
そのことから、『玉の輿』という言葉が生まれたといわれています。
引用元:自身で撮影
「玉の輿」のご利益を授かりに訪れる方も多いようです。
また、これは筆者のおすすめスポットですが、今宮神社の参道には「一和(一文字屋和輔)」と「かざりや」というあぶり餅のお店があります。
炭火であぶった小さなお餅に特製の白みそだれがかかったもので、これがとても美味しいんです!
向い合わせにお店が建っているので、どちらに入ろうか迷いますが、微妙に味の違いがあるので、お店をはしごして食べ比べしても良いかと思います。
今宮神社に参拝する際は、是非ともあぶり餅も召し上がってみてください!
梨木神社|学業成就の参拝とご神水「染井の水」を使ったコーヒーがおすすめ!
次にご紹介する神社は、「梨木神社」です。
梨木神社は、父子である三條実萬公と三條実美公の二柱の神様が祀られています。
三條家はすぐれた歌人、学者など賢才偉人を続出した公卿最高の名家で、中でも実萬、実美両公は傑出した方であったといわれています。
その三條実萬、実美両公にあやかり、学業成就・合格祈願に参拝される方も多い神社です。
また、ご神水「染井」は京都三名水のひとつで、三名水の内いまだ枯れずに現存する唯一の名水です。
境内には「Coffee Base NASHINOKI」というコーヒーショップがあり、ご神水の「染井の水」を使ったコーヒーを目当てに訪れる方も多いようです。
他にも、境内には「愛の木」とよばれる御神木があります。
この御神木である桂の木は、葉がハートの形をしていることから、「愛の木」という名称で親しまれています。
木に触れながらお祈りすると願いが叶うといわれています。
梨木神社は、京都を代表する萩の名所として知られており、「萩の宮」ともよばれています。
御所の近くのとても静かで心地よい神社ですので、ぜひ参拝してみてください!
蚕ノ社|ゾクゾクするほどの隠れたパワースポット!
最後にご紹介する神社は、「蚕ノ社」です。
蚕ノ社(かいこのやしろ)は通称であり、正式名称は「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」といいます。
蚕ノ社には、三柱鳥居という珍しい鳥居があり、京都三珍鳥居の一つとされています。
今は枯れてしまっていますが、「元糺の池」とよばれる池の真ん中に鳥居があります。
現在は、鳥居のそばまで立ち入ることはできませんが、とても神聖な空気を感じることができます。
その三柱鳥居は、正三角形に配置されていて、中央に組石の神座があり、宇宙の中心を表すとされています。
境内には白清稲荷が祀られている「白清社」も!
また、蚕ノ社にはもう一つ強力なパワーを感じる場所があります。
本殿に行く手前の左手に「椿丘大明神」という石碑があります。
そして、鳥居の前に狐の像と小さな橋があります。
筆者は、鳥居をくぐり抜けたあたりから、空気がかわるのを感じました。
鳥居の先には小さな祠がありますが、「白清社」としてあり、白清稲荷が祀られています。
その祠の中に入ると、薄暗くてヒヤッとした冷気を感じ、ゾクゾクするほど強いパワーを感じました。
この白清稲荷は、同じ京都市右京区にある天塚古墳の発掘作業の際、移築されたと言われています。
天塚古墳は、蚕ノ社から南へ徒歩で15分の場所にあります。
ちなみに、天塚古墳にも同じように石室の中にお稲荷さんが祀られています。
天塚古墳も合わせて行ってみるといいかもしれませんね。
蚕ノ社は、人が少ないので、境内はとても静かでゆったりと参拝することができる神社です!
【京都の穴場神社5選 まとめ】
今回は、「京都の穴場神社5選」をご紹介しました。
- 瀧尾神社|大丸の創業者も毎日通った商売繁盛の神社!
- 大将軍八神社|ご祭神は方位を司る陰陽道の星神「大将軍」
- 今宮神社|玉の輿のご利益と、厄除けで有名な神社!
- 梨木神社|学業成就の参拝とご神水「染井の水」を使ったコーヒーがおすすめ!
- 蚕ノ社|ゾクゾクするほどの隠れたパワースポット!
京都にはたくさんの神社があり、観光客も多く訪れます。
今回ご紹介した神社は、人込みが苦手であったり、周りに急かされることなく、じっくり境内を見て回りたい方にはおすすめの神社ばかりです。
単体で行くも良し、近くの観光スポットと合わせて行くも良し、散策がてらご利益を授かりにお参りしてみてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。