「目黒大鳥神社」の有名な社紋はこれ!歴史とともに解説!

この記事では、目黒大鳥神社の社紋について解説します。社紋とは何か?を 説明しています。

また、大鳥神社の歴史についても調べましたので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

「目黒区大鳥神社」の有名な社紋

大鳥神社の賽銭箱の社紋

目黒大鳥神社の社紋は鳳凰です。鳳凰とは中国の伝説の鳥です。

主祭神である日本武尊の御霊が、白鳥となって現れたそうです。

このため、社紋は鳳凰になりました。

社紋の意味・由来は?

大鳥神社の手水舎に描かれた社紋

社紋とは?なんでしょうか。

社紋は、平安時代に始まったとされています。

神社における神紋についてですが、大きく分けて4つあります。

  1. 神社にある植物
  2. 伝説などによるもの
  3. 家紋から転用されたもの
  4. 菊の紋章(天皇家とゆかりがある神社)

このほかにも、神紋には神仏習合に関わるものや、天文気象に関するものなど、さまざまな文様が用いられており、人々の篤い信仰と歴史的背景を現す象徴ということができます。

(『神道いろは』32頁参照)

大鳥神社の歴史

日本武尊(やまとたけるのみこと)の父、景行(けいこう)天皇の時代、ここには国常立命(くにとこだちのみこと)を祭った社があった。日本武尊(やまとたけるのみこと)は東征の途中、この社に立ち寄り、東夷(あずまえびす)の平定と部下の眼病平癒を祈願したところ、霊験がたちどころに現れた。

そこで日本武尊(やまとたけるのみこと)は感謝して、手近に持っていた十握剣(とつかのつるぎ)を社に奉納したという。

大鳥神社の建立には、こうした言い伝えがある。

同社の創建年代には諸説あるが、同社縁起によれば「大同元年(806年)に神勅によって社殿を造営された」とある。

ちなみに現在の社殿は昭和37年に完成したものである。

ところで、

「大鳥」という社名の由来だが、「日本書紀」の記述に「尊(みこと)の亡骸を、伊勢国の能褒野(のぼの)に葬しましたところ、尊(みこと)の御霊は白鳥となり陵(みささぎ)より出て、倭国を指して飛ばれ…」とある。これがいわゆる白鳥伝説の一説で、同社では「尊(みこと)の御霊が当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神として祀る」とも伝えている。こんなところに「大鳥」と呼ばれるいわれがあるのだろう。

目黒区 ホームページより引用

ヤマトタケルノミコトを目黒大鳥神社では、日本武尊としています。これは、日本書紀に出てくる

表示です。日本書紀と古事記という2つの物語があります。

筆者が調べたところ、古事記の方がヤマトタケルノミコトを人間らしくえがいています。

日本書紀では天皇尊重という趣旨が強く、伝説の神様というあらわしかたをしています。

大鳥神社は江戸図(江戸の地図)の9社のうちの一つとしてされています。

9社とは、根津神社、湯島天神、神田明神、牛嶋神社(向島)、王子神社、金王八幡宮(渋谷)、赤坂氷川神社、築土神社(飯田橋)、大鳥神社 です。

目黒大鳥神社のお祭り情報一覧

大鳥神社では秋に例大祭と酉の市というおまつりがあります。

1.目黒大鳥神社の2023年例大祭

  1. 宵宮祭 
  2. 里神楽
  3. 油面地蔵通り商店街では御神輿の町内巡回の際に水を掛けながら商店街を練り歩く「水掛け御神輿渡御」が復活。目黒大鳥神社の神楽殿では日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の徳を讃えて奉納される太々神楽(だいだいかぐら)“剣の舞”も。

(号外目黒区より引用)

2.酉の市

酉の市とは、毎年11月に関東を中心とする神社やお寺で開催される伝統行事のことです。新年の開運や商売繁盛を願う人が数多く訪れます。例年、熊手と呼ばれる縁起物を買い求める人の姿は年の瀬の風物詩です。

お祭りの由来は複数ありますが、日本武尊(やまとたけるのみこと)が戦いの勝利を祝い、松の木に熊手をかけてお礼の祭りをしたのが酉の日であるというものです。

2023年の酉の市は2度開催されます。

一の酉が11月11日(土)、

二の酉が11月23日(木・祝)です。

今年は二の酉が勤労感謝の日の祝日です。三の酉はありません。

酉の市の一番の名物が、縁起物の熊手です。縁起が良い七福神や大判小判、招き猫などの飾りがついて鮮やかな熊手は、もともと酉の市の一角で売られていた農具でした。

それがやがて、運や金銀をかき集めるものとして、開運や商売繁盛の意味を持つようになったのです。飾り物は「指物」と呼ばれ、それぞれに願いが込められています。

「目黒大鳥神社」の社紋 まとめ

それではさいごに、この記事の内容をまとめます。

  1. 目黒大鳥神社の社紋
    • 鳳凰をモチーフにした社紋が有名。日本武尊の御霊が白鳥として現れた伝説に由来する。
  2. 社紋の意味・由来
    • 社紋は平安時代に始まり、植物や伝説、家紋など様々な要素が取り入れられ、信仰と歴史を象徴している。
  3. 大鳥神社の歴史
    • 日本武尊の父景行天皇時代に創建。霊験あらたかな社で、日本武尊が感謝の意を込めて奉納した十握剣が祀られている。
  4. お祭り情報
    • 例大祭と酉の市があり、例大祭では宵宮祭や太々神楽、酉の市では縁起物の熊手が販売される。2023年の開催日も明記されている。
  5. 酉の市の由来
    • 酉の市は伝統行事で、日本武尊が戦勝を祝い、熊手をかけて感謝したことに由来。縁起物の熊手は開運や商売繁盛を願う人々に人気。

最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次