江戸時代に幕府が許可した公認遊郭は3カ所あり、京都の島原遊郭・大阪の新町遊郭・江戸の吉原遊郭です。
日本三大遊郭と言われる江戸の花街吉原遊郭は、現在の東京都台東区千束にあります。
その広さは東京ドーム2個分という広さであり、最大で5000人の遊女が働いていたとも言われています。
風営法ができたため吉原遊郭自体は廃止になりましたが、現在でも夜の花街である風俗街として賑わっている場所でもあります。
吉原遊郭で働く女性の信仰を集めた吉原神社は、遊郭があった場所の西側に祀られています。
それほど大きくないため、吉原神社のみの参拝は短時間で済みますが、他の名所を散策すると、それなりに時間はかかるかもしれません。
吉原神社の営業時間
吉原神社の拝観時間は24時間・年中無休で境内に入れるようです。
但し社務所(授与所)の受付時間は、
AM9時30分からPM16時30分 まで
となっています。
この間は、吉原神社の説明を音声ガイドで聞けることとなっているため、名所巡りも楽しく回れそうです。
御朱印がもらえる時間は?
御朱印は授与所が空いている時間帯となりますので、
AM9時30分からPM16時30分 まで
となります。
また吉原神社は、同町にある千束稲荷神社の兼務神社であるため、吉原神社の御朱印もそちらで頂くことも可能です。
千束稲荷神社の社務所は、
AM 9 時からPM 16 時までとなっています。
吉原神社の拝観時間は?
吉原神社の拝観時間は24時間・年中無休で境内に入れるため、参拝のみ目的であるのならばいつでも拝観は可能です。
個人的な感想ではありますが、吉原神社のある場所は非常に歓楽街の近郊ということもあり、夜の拝観は人もいなくなる時間でもあるため治安的にも心配になるため、特に女性一人での拝観は控えて日中に参拝するとよろしいかと思います。
吉原神社を⾒て回る所要時間|全体で30分ほど
吉原神社単体での参拝はすぐ終わりますが、周囲の関連名所も見て歩くというと少し時間が必要です。
吉原神社周辺には、見どころがたくさんあるのでぜひ散策をして行くことをお勧めします。
吉原神社:約15分
吉原神社の鳥居に一礼して入るとすぐ左側に授与所が見えます。
手水舎で清め、社殿に参拝するまではだいたい10分もかからないでしょう。
授与所で御朱印やお守りなどを授与すると20〜30分程度の時間がかかると思います。
吉原大門:10分(移動含)
吉原遊郭の正面玄関だった場所で、現在はその面影はありませんが名前や”入る人を隠すためのS字カーブの道”はそのまま残っています。
江戸の頃は入れる場所が大門一つで、黒塗りの木造アーチがあったと言われています。
これは遊女が逃げられないようにするのが目的だったそうで、周囲は堀や田畑で囲まれていたそうです。
お穴さま
こちらには神社の土地を守る神様がいると言われています。
心からお祈りすると福が受けられると言われており、大切にされているようでした。
弁財天本宮(吉原神社奥宮)(所要時間移動含め5分)
吉原には、関東大震災の時に多くの遊女が身投げをしたという悲しい歴史があります。
その人々を供養し建立されたのが弁財天本宮です。
吉原神社から150メートルほど離れた場所にあるのですが、真っ先に観音像があるのですぐに分かります。
多くの犠牲者を慰霊した場所であり、祈りをささげていただきたい場所です。
逢初桜(所要時間1・2分)
吉原神社入り口にある鳥居の向かって左側に枝垂れ桜があり、それが通称”逢初桜(あいぞめざくら)”です。
元々は吉原大門の近くに植えられていたものですが、明治時代にあった大火で焼失し、最近になって現在の場所に植樹されたものだそうです。
古来、江戸時代の男性客がこの桜に美人な遊女との出会いを祈り、遊郭に入っていったという言い伝えがあり、吉原神社の御神木として崇められています。
吉原神社を含め、これらの見所を回ると、20〜30分程度の拝観になるとお見おます。
パワースポットとしての神社参拝のみならず、吉原遊郭という歴史的文化の知見となるでしょう。
吉原神社の営業時間・所要時間 まとめ
今回は「吉原神社」の営業時間・所要時間について解説しました。
吉原神社は、参拝をしパワースポットでご利益を得られる上、かつてたいそうな賑わいをしたであろう吉原遊郭の歴史を観て周遊できる素晴らしい観光となりうる場所です。
おおよその所要時間や営業時間を把握しておけば、他の観光名所巡りもできるため、なお楽しみは増えると思います。
都心部の歓楽街にある神社であるため、夜の拝観にはご注意いただきご利益を頂いて欲しいと思います!
本記事があなたの”次に行きたい神社選び”の参考になれば幸いです!
さいごまでご覧いただき、ありがとうございました。