福岡「太宰府天満宮」の不思議・スピリチュアルな場所を紹介! 

今回の記事では太宰府天満宮の不思議・スピリチュアルな場所を紹介していきます!

太宰府天満宮は「学問の神様」として有名な「菅原道真公」を祀る神社です。

受験シーズンにはこぞって学生さんたちがお参りするほど、「合格祈願」にご利益の高い太宰府天満宮ですが、そんな「太宰府天満宮」の中に、とても不思議なスポットが沢山ある事を皆さんはご存じでしょうか?

本記事では不思議なスポットに隠された謎!

太宰府天満宮の不思議に迫ります!

  • 不思議①:⾏列のできる⽜のモニュメント 
  • 不思議②:梅の⽊がたくさんある理由 
  • 不思議③:境内にあるたくさんの「ひょうたん」 
  • 不思議④:ポツンとある筆塚 
  • 不思議⑤:期間限定のオシャレな仮本殿 

こちらの記事を読めば、余すことなく「太宰府天満宮」を楽しむ事ができますよ!

それではさっそくお伝えしていきます!

目次

太宰府天満宮の不思議①:⾏列のできる⽜のモニュメント 

太宰府天満宮 御神牛
太宰府天満宮 御神牛 引用元:PhotoAC

はじめに太宰府天満宮不思議①行列のできる牛のモニュメント!についてお伝え致します。

太宰府天満宮内に11体あると言う、この牛の像は「御神牛」と呼ばれています。

そしてその前に並び牛の背や頭を撫でていく方の姿が見られるのですが、何故このような事が起こっているのでしょうか?

その謎に迫ります。

そもそもの始まりは、御祭神である菅原道真公と牛の関係から。

なんでも太宰府天満宮の御祭神「菅原道真公」と牛にはとても深いご縁があるそうなのです。

なぜなら、道真公は六十干支(年月日数を表すために使われていたもので、その生まれた日を干支で表すもの)によると、乙丑(きのとうし)。

丑の日に生まれたとされています。

また、菅原道真公が亡くなられた際にその御遺骸を引いていた牛があるところで動かなくなり、その場所に御遺骸を埋葬した。

と言うお話が伝わっており、そしてその御遺骸を埋葬した場所が今現在「太宰府天満宮」がある場所とされているのです。

また太宰府天満宮の「御神牛」全てが「伏した牛(臥牛)」であることも、御遺骸を運んでいた牛が動かなくなった時の話が由来しています。

この事からも、いかに牛が「菅原道真公」に深く関りがある事がわかると思います。

「菅原道真公」とご縁が深い「御神牛」

その「御神牛」の頭を撫でると、「菅原道真公」の御神徳をより頂く事ができ、知恵を授かるとされているのです。

だから、沢山の方が並んででも「御神牛」の頭や背を撫でるようになったのです。

どうぞ皆様、太宰府天満宮に参拝された時は、ぜひ「御神牛」の頭を撫でてみてくださいね。

太宰府天満宮の不思議②:梅の⽊がたくさんある理由

太宰府天満宮 飛梅

次にご紹介するのは太宰府天満宮の不思議②梅の木がたくさんある理由です。

太宰府天満宮に参拝すると、神社のあちらこちらで梅の木や、梅の紋を見かける方も多いかと思います。

梅ヶ枝餅も、太宰府天満宮参拝の際には外せない、お土産の一つになっています。

どうしてそんなに梅の木があるのでしょうか?

その謎に迫ります。

皆様は、梅の香りを嗅いだ事があるでしょうか?

梅は2月上旬から下旬にかけて可愛らしい花をつけ、甘く優しい香りを漂わせてくれます。

また梅の実は私たちの良く知る梅干しにもなりますし、目でも鼻でも楽しめて薬効の高い梅干しとしても楽しめる、素晴らしい植物なのです。

この素晴らしい植物を「菅原道真公」は、とても愛していたと言います。

それこそ、僅か5歳で梅愛溢れる句を詠むほど!

「美や 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」

こちらが5歳の菅原道真公が詠んだ歌です。

この頃、道真公の幼名は「あこ」であることから、歌の意味は

「なんて美しい 紅の色をした梅の花 私の頬に つけたくなるほどだ」

と見て取れます。

それにしても5歳でこんな句を詠んでしまうなんて、菅原道真公の神童ぶりが伝わってきます。(菅原道真公の句は「百人一首」や、「新古今和歌集」等の中にも見る事ができます。)

そして、それ以上に伝わってくるのが梅愛ではないでしょうか?

また、愛していたのは菅原道真公ばかりではなく、梅の方も大そう道真公を愛していたようで、

道真公が太宰府に左遷された折には、京都にある梅の木が一夜にして太宰府まで飛んできたと言う伝説が残っています。

現在太宰府天満宮の拝殿のすぐそばに「飛梅」と言われる御神木があるのはそれが由来とされています。

つまり、太宰府天満宮に梅の木がたくさんあるのは、御祭神である「菅原道真公」が梅の木をとても愛していたからなのです。

太宰府天満宮の不思議③:境内に沢山あるひょうたん

次に太宰府天満宮の不思議③境内に沢山あるひょうたんの謎に迫ります!

太宰府天満宮を参拝していると、境内にひょうたんが下がっているのを見る事ができます。

このひょうたんはいったい何のひょうたんなのでしょうか?

そしてまた、どういう意味があるものなのでしょうか?

その謎に迫ります。

そもそも、ひょうたんとは何なのか皆様はご存じでしょうか?

ひょうたんは、古くは縄文時代から栽培されていた歴史ある植物で、実の中をくりぬき水筒としての利用や酒・香辛料の貯蔵にも用いられてきました。

また、縁起物としても有名で神社仏閣の御守りにも用いられることがあります。

太宰府天満宮でも「厄晴れひょうたん」として厄除け祈願を受けられた方に授けられているそうで、太宰府天満宮の境内にひょうたんが下がっているのは、そういう理由があるようです。

厄除け祈願を受けた方に授けられる「厄晴れひょうたん」に、願い事を書いた紙を入れ神棚に祀り、厄が晴れた日にお礼参りと共にひょうたんを太宰府天満宮に返す。(本殿裏のひょうたんを掛ける場所にかける)

それが習わしとの事。

そう言えば筆者も子供の頃、祖父母からひょうたんのお守りを首から下げられていた時期があった事を思い出しました。

ひょうたんが末広がりの形をしているから、縁起物になるのはわかります。

でも、なぜひょうたんがお守りになるのでしょうか?

そんな事が気になり、調べてみるとそれには「日本書紀」に記述がある出来事が関係しているという事がわかりました!

その昔、川が氾濫し多くの人が命を落とすと言う出来事が起こった中、水神様からのお告げで人身御供を立てる事になりました。(生贄に捧げられる)

その一人として選ばれたものが、ひょうたんを持ち出し「もし浮き上がれば水神様は偽物だ」

と言い、ひょうたんを川に浮かべたところひょうたんは水に浮き、人身御供となる難より逃れる事ができた。

と言う話から、「ひょうたんは身代わりになって危険から守ってくれる」と信じられるようになったそうです。

つまり、太宰府天満宮に見られる沢山のひょうたんは、厄除け祈願を受けた人の身代わりになって守ってくれるお守り!

そしてその身代わりと言う役目を終えたひょうたんが、感謝と共に下げられているもの!

と言うことがわかりました!

厄や難を逃れたい方は、是非太宰府天満宮で厄祓いのご祈祷を受けてみてはいかがでしょうか?

太宰府天満宮の不思議④:ポツンとある筆塚

次に太宰府天満宮の不思議④ポツンとある筆塚の謎に迫ります。

太宰府天満宮の裏手からしばらく歩いて行くと、木の生い茂る中にぽつんと佇む筆塚を見る事ができます。

大きな石の上に大きな筆の乗った筆塚。

この筆塚には書道や学問の上達を祈念して、古い筆記道具を納める習わしがあるそうです。

それというのも、御祭神である「菅原道真公」は「書の神様」としても名高い存在であるからなんだとか!

どれ程凄いかと言うと、日本の書道史上の書のうちで、最も優れた三名を「三筆」と言うのですが、その「三筆」と同じような意味を持つ「三聖」として平安時代末期に名を連ねていたのが「菅原道真公」とされています。

(他二名には空海・小野道風があげられています)

書道の道を志されている方だけではなく、綺麗な字を書けるようになりたい方、道真公のように秀でた能力を開花させたい方も「筆塚」にお参りしてみてはいかがでしょうか?

そうして自身でしっかり努力と研鑽を積んでいれば、類まれない力に秀でた「菅原道真公」がきっとお力を貸してくださると思います。

太宰府天満宮の不思議⑤:期間限定のオシャレな仮本殿 

最後にご紹介するのは太宰府天満宮の不思議⑤期間限定のオシャレな仮本殿です!

太宰府天満宮の御本殿は2023年5月より実に124年ぶりの大改修が行われています。

改修中は御本殿前に置かれた、「仮本殿」が私たちを出迎えてくれるのですが、この期間限定の「仮本殿」には素晴らしい趣向が凝らされています!

見た瞬間に驚かされるのが、仮殿の屋根に木が生い茂っている事。

手掛けたのは建築家の藤本壮氏で

「豊かな自然がご本殿前に飛翔し、屋根に森が現れる」と言うコンセプトでデザインされたものだそうです。

前述した「飛梅伝説」に着想を得たとのことで、自然と調和する形の仮本殿は、新しくもどこか懐かしく、目を奪われてしまいます!

さらに、拝殿内に下がる帳のデザインはファッションブランドのMame Kurogouchiが手掛け、音響監修をサカナクションの山口一郎率いる株式会社NFが手掛けるなど、現代のクリエーターたちによるものなのだとか!

文化芸術の神様としても名高い「菅原道真公」の元に、令和の時代を映した新しい仮本殿が誕生した!

そう言っても過言ではないような「仮本殿」

約3年間と言う短い期間しか見る事ができないそうなので、ぜひ今の機会に太宰府天満宮を訪れて、今しか見る事の出来ない「仮本殿」にお参りされてはいかがでしょうか?

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