⾼良⼤社はなんの神様を祀っているの?分かりやすく解説!

久留米市中心部から東方にある高良山に鎮座している「高良大社」を解説していきます。

本記事では

「高良大社ではどんな神様をお祀りしているの?」

「高良大社の歴史は?」

「高良大社にはどんなご利益があるの?」

といった疑問にお答えします!

目次

⾼良⼤社はなんの神様を祀っているの?

森の中にある岩

中程度の精度で自動的に生成された説明

高良大社では主に三柱の神様をお祀りしています。

正殿(主祭神):高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)
右殿:八幡大神(はちまんおおかみ)
左殿:住吉大神(すみよしおおかみ)

⾼良⼤社は高良玉垂命をお祀りしている!

高良大社では主祭神に高良玉垂命をお祀りしています。

今からおよそ1600年前、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)が世の中を治めている頃、異国の兵が筑紫(九州)に攻め込んできました。

西へ下った神功皇后(じんぐうこうごう)が敵兵を追い返し、筑前国四王子嶺に登って神仏に助けを祈られました。

その時、高良玉垂命と住吉の神が共にご出現されたことが始まりと伝わっています。

しかしながらこの高良玉垂命、実はとても謎が深い神様なのです。

朝廷より神社における神階の最高位である正一位を賜っているにも関わらず、古事記や日本書紀にも高良玉垂命のことは記されていません。

正体が誰であるかに関しては古くから論争があり、武内宿禰説、藤大臣説、物部祖神説など諸説あります。

さらに全国の神々が出雲に集うという神無月(10月)にも、高良玉垂命は出雲には行かれなかったそうです。

そのためこの地方では、出雲と同様に10月のことを「神在月」と言うのだそうです。

高良玉垂命は、本当に謎に満ちた神様ですね!

高良大社の由来と歴史

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高良大社は、古くは「高良玉垂命神社」、「高良玉垂命宮」と呼ばれていました。

筑後国一の宮である高良大社は地域筆頭の格式を持ち、耳納連山の最西端にある高良山に鎮座しています。

ここで高良山の麓にある高良大社の二の鳥居の手前に鎮座する「高樹神社」の話になるのですが、高良山は元々、高牟礼山(たかむれやま)と呼ばれていました。

高樹神社は、古くは「高牟礼権現」と呼ばれ、高良山の地主神として伝わっていました。

しかしある日、高良玉垂命から一夜の宿として山を借りたいという申し出があり、高樹神社の御祭神の高皇産霊神(たかみむすびのみこと)はそれを受けました。

すると玉垂命が神籠石(こうごういし)を築いて結界を張ったため、元の地に戻ることができずに今の場所に鎮座したという伝説があるそうです。

悪い言い方をすれば玉垂命が高良山を乗っ取ったということですね!

神様間でも勢力の交代があるなんてびっくりです!

古事記や日本書紀には出てこないのに、高樹神社の案内板にはこの記載があるため、本当に不思議な神様だなぁとつくづく思います。

高良大社のご利益とは?

高良大社は厄年の厄払い、厄除け開運、延命長寿、交通安全、福徳円満など、生活全般をお守りくださる神様として篤く信仰されています。

また、芸能の神様としての信仰もあります。

久留米は有名な芸能人も多いので、芸能の神様がいらっしゃるのも納得ですね!

⾼良⼤社の⾒どころと参拝ポイント

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高良大社は高良山の中腹に鎮座しています。

駐車場から131段の階段を上るので、運動不足の筆者はいつも息切れしながら登っています。

階段を頑張って上ると、神社建築としては九州最大級の大きさの立派な社殿が迎えてくれます。

国の重要文化財に指定されており、幅約17メートル、高さ13メートル、奥行き32メートルと立派な社殿です。

また上ってきた階段を振り返ると、眼下には筑紫平野が広がり、上りきった爽快感は格別です!

この階段には両側にたくさんの灯籠があり、8月に開催される献灯祭ではこの灯籠が灯され、久留米の夜景と相まってとても幻想的な雰囲気を醸し出します。

ぜひ天気の良い日や、この献灯祭りにあわせて高良大社にご参拝ください!

なお、体力に自信がない方や体が不自由な方のために、階段の左側にスロープカー(モノレール)がありますので無理せずそちらをご利用ください。

また、高良大社へ向かう途中には愛宕神社や宮地獄神社、大学稲荷神社など、高良大社の境外末社がいくつもあります。

時間に余裕がある方はぜひご参拝くださいね。

⾼良⼤社へのアクセス⽅法と周辺情報

高良大社へは、車やバイクで行かれる方が多いです。

高良大社の

駐車場まで車やバイクで行かれる方もいらっしゃいますし、高良山の麓に車を止め、ハイキングされる方も多くいらっしゃいます。

体力に自信がある方は、麓から登ると気持ち良いと思います!

筆者は体力がないので毎回近くの駐車場まで車で行っています!

 

・車の場合

 久留米インターチェンジを下り、久留米市街方面へ。

 立体交差の道をくぐり直進し、「御井小学校西」交差点を左折。(「高良大社」と書いてある大きな灯籠が目印の交差点です)

 「石造大鳥居」をくぐって山道を3キロほど上ると高良大社に到着します。

 麓から歩いて行かれる場合は、麓の駐車場に車を止め、登山道よりお登りください。

 (個人差はありますが、30分から1時間ほどで登られる方が多いようです)

 

・公共交通機関の場合

「JR久留米駅」下車。

西鉄バス1番または8番系統の「信愛女学院行」に乗車。

「御井町」で下車し、タクシーか徒歩でお向かいください。

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