宮地獄神社はなんの神様を祀っているの?分かりやすく解説!

今回の記事では宮地嶽神社に祀られている神様について、わかりやすく解説していきます!

宮地嶽神社は福岡県福津市にある「光の道」や「商売繁盛」のご利益で有名な神社です。

お正月時期には参道までの道や、本殿前に大渋滞が起こるほど参拝者が多い宮地嶽神社。

その宮地嶽神社にはいったいどんな神様が祀られているのでしょうか?

 

今回の記事では以下の内容に迫ります!

  • 宮地獄神社は◯◯の神様を祀っている!
  • ◯◯神様の由来と歴史
  • ◯◯神様のご利益とは?
  • 宮地獄神社の⾒どころと参拝のポイント
  • 宮地獄神社へのアクセス⽅法と周辺情報

実際に宮地嶽神社にお参りに行くために役立つ情報を交えてお伝えしていきます!

この記事を読めば宮地嶽神社に祀られている神様に詳しくなるだけではなく、宮地嶽神社参拝をより楽しむ事ができます!

どうぞご覧ください。

目次

宮地獄神社は「宮地嶽三柱大神」様を祀っている!

まずお伝えするのは、宮地嶽神社は「宮地嶽三柱大神」様を祀っているのか、です!

宮地嶽神社には「宮地嶽三柱大神様」が祀られています。

三柱とは人で言う三人の事

神様を数える時は「柱」と言う単位を使うのです。

その事から、宮地嶽神社の神様を呼ぶときは「宮地嶽三柱大神様」と呼ばれる神職さんや、地元の方もいらっしゃいます。

その宮地嶽神社の「宮地嶽三柱大神様」がどんなお神様かと言いますと、神功皇后様・勝頼大神様・勝村大神様の事を指しています。

神功皇后様とは別名息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)様。

第14第仲哀天皇(ヤマトタケルの息子)の后であり、全国に鎮座する八幡様で名高い応神天皇の母君にあたる方です。

神功皇后様には神憑り的力で邁進した数々の伝説が残っており、巫女(神様と繋がりその力を引き出すシャーマンのような意味での巫女)としての能力が強かった事が伺えます。

勝頼大神(かつよりのおおかみ)様と勝村大神(かつむらのおおかみ)様はその神功皇后にお仕えした方々です。

この「宮地嶽三柱大神」様を祀っている総本宮が「宮地嶽神社」なのです。

神功皇后様の由来と歴史

次に宮地嶽神社の主祭神である神功皇后様の由来と歴史についてご紹介致します。

神功皇后様は第14代天皇仲哀天皇のお后です。

前述したとおり神功皇后様は神憑り的力を発揮して、「三韓征伐」を成し遂げたと言う伝説を持っています。

三韓とは朝鮮半島の新羅・百済・高句麗の事とされています。

三韓については学校の授業でなんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな「三韓」をなんと神功皇后様は、お腹に応神天皇様を宿した状態で出兵し、制圧して無事帰って来たと言うのです。

  • なぜ、神功皇后様が身重の状態で出兵することになったのか。
  • 宮地嶽神社と神功皇后様の関りは何か。
  • なぜ、神功皇后様が三韓を征伐できたのか

それを神功皇后様の伝説をなぞりながら、お伝えしていこうと思います。

そもそもの始まりは、熊曾(九州南部に在り大和朝廷に抵抗したとされる人々)を攻めるため仲哀天皇様が筑紫の訶志比宮にて、神様にご神託を求めた事が始まりです。

仲哀天皇様が琴を奏で、武内宿禰が神官を務め、神功皇后様が巫女となり神事は行われました。

神憑りした神功皇后様が神の言葉を伝えます。

「西方には金銀輝く財宝がある。その国をお前に与えよう」

しかし、西方は仲哀天皇様が攻めようとしていた熊曾とは全く別の場所。

仲哀天皇様は「西方を見ても、ただ海があるだけで国は見えぬ。偽りを申す神だ」

と罵り琴を弾くのをやめてしまいました。

神は「天下はお前が納める国ではない!黄泉の国へ行け!」と大激怒。

武内宿禰が仲哀天皇様に「琴を弾くように」といさめるも遅く、神の怒りに触れた仲哀天皇様は灯が消えるように亡くなってしまいました。(亡くなられた仲哀天皇様の棺を掛けた木と言うのが、福岡県香椎宮の古宮にあります)

その後もたらされたご神託により

「この国は神功皇后様の御腹にいる御子が納める事」

「お告げは天照大御神様の御心である事」

「お告げを伝えた神が住吉三神であること」

それからどうやって大海を渡れば良いのか、行うべき神事などが伝えられます。

神のご神託により勇気を得た神功皇后様は、自分が出兵する覚悟を決めます。

そうして朝鮮半島へと旅立つ前に神功皇后様が立ち寄った場所が今の宮地嶽山頂なのです。

神功皇后様は宮地嶽山頂より大海原を眺め、祭壇を設けて天地の神を祀りました。

「天命を奉じてかの地に渡らん。願わくば、開運を垂れたまえ」

と祈願されて船出したのが「宮地嶽神社」創建の始まりだと言われています。

その後神功皇后様が神の言葉に従い、軍勢を伴い船を並べて進むと、大小関わらず海の魚が集まりその船を背負ったと言います。

また追い風が盛んに吹き、船はその勢いのまま新羅の国の半ばまで達し、新羅の王を驚かせました。

新羅の王は神功皇后様の神威に恐れをなし、天皇に従う事を約束します。

こうして百済・高句麗も次々と降伏し、神功皇后は見事「三韓征伐」を成し遂げたと言われています。

そういったことから神功皇后様の存在は、戦いを勝利に導く女神、女性を守護する女神、開運を授ける女神として、1800年もの間語り継がれているのです。

神功皇后様のご利益とは?

引用元:フォトAC

次に神功皇后様が授けてくださるご利益についてお伝えしていきます!

神功皇后様は強く美しく逞しい神様だという事は前述した通りです。

旦那さんを亡くすと言う悲しみをものともせず、戦いに出て見事勝利を納められたその姿。

困難な道のりも神様に参る事でその力を借り、手助けを受け進む幸運さ。

応神天皇様(八幡神として全国に祀られている神様)と言う優秀な神様を産んだ神様であること。

その事から神功皇后様は「開運厄除け」「勝利出世」「商売繁盛」「安産」のご利益を授けてくださると言われています。

また、シングルマザーなど一人で頑張っている女性にも優しい神様で、頑張っている女性を守護してくれる神様でもあります。

ご神託を授かる巫女としての力も強い神様ですので、自分の潜在能力を研ぎ澄ませたい方や、スピリチュアルな力を開拓したい方もお参りすると良い神様です。

また、神功皇后様自体が神様を疑う事無く自分を信じて邁進し、見事勝利を収めて来た神様でもあります。

その姿勢を見習い、自分と神様を信じて参るならば必ずや皆さんのお願い事を叶えてくださるでしょう。

宮地獄神社の⾒どころと参拝のポイント

次に宮地嶽神社の見どころと参拝のポイントをお伝えしていきます。

宮地嶽神社の見どころと言えば、まず三つの日本一があげられます。

本殿にかかった日本一大きな大しめ縄と、手水舎の左横に迎え合わせで飾られている日本一の大太鼓と、大鈴も欠かせません。

大太鼓堂の近くには、小さな茶屋もあり松ヶ枝餅や甘酒を頂ける他、手作りの雑貨が売ってあります。

小さな茶屋の裏手には旧本殿跡と光の道儀式殿を見る事ができ、光の道儀式殿前から門前町へと続く階段を見下ろせば、「光の道」の舞台となる海までの真っすぐな道に圧倒されます。

(「光の道」が見られる2月・10月の20日前後は時間によっては封鎖されている事があるのでご注意ください)

それから是非宮地嶽神社奥の宮にも足を運ぶことをお薦め致します。

ご本殿の両脇から奥へと続く道を行くと「奥の宮八社」に行く事ができます。

その中でも特に見ておきたいのが「不動神社」です。

古墳の中にお不動様が祀られており、蝋燭線香を用いてお参りすると言う、不思議なパワースポットです。

お参りのポイントは、手前にあるお賽銭箱ではなく、奥のお賽銭箱にお賽銭を入れてお参りする事。

そうすれば、古墳独特のひんやりとした空気感や、何とも言えない不思議な雰囲気を味わう事ができますよ。

また、奥のお賽銭箱から何歩か下がり、上を見上げてみると三体の石像が祀られています。

知らなければ気づかないような場所に祀られているこの三体の石像は「宮地嶽三柱大神」のお姿だと言われております。

知る人ぞ知る石像なので、「不動神社」に行かれた際は是非お参りしてください。

宮地獄神社へのアクセス⽅法と周辺情報

最後にご案内するのは宮地嶽神社へのアクセス方法と、周辺情報です。

宮地嶽神社は福岡県福津市宮地元町7-1にあります。

アクセス方法は、宮地嶽神社公式ホームページによると

【車・バイクをご利用の場合】

〇高速利用

福岡市方面から九州自動車道古賀IC下車

北九州市方面から九州自動車道若宮IC下車

〇一般道利用

福岡市天神から国道3号線で50分

北九州市小倉から国道3号線かで70分

【電車をご利用の場合】

〇JR

福間駅下車、駅前よりバス(タクシー)にて約5分

徒歩にて約25分

〇西鉄バス

JR福間駅から常時運行

とのこと。

JR鹿児島本線福間駅からバスに乗るには、みやじ口(西口)へ出る必要があります。

西鉄バスに乗り、「宮地嶽神社前」で下車し、少し左に進むと鳥居が見え真っすぐ進むと門前町に入ることができます。

門前町にはずらりと松ヶ枝餅屋さんやお土産屋さんが並び、楽しむ事ができますが、何もない平日はお店が閉まっている場合もあるので、お店を全部回りたい方は土日祝やお祭りの日に行くのをお薦めします。

車でお越しの方は第一駐車場・第二駐車場・第三駐車場を利用することができます。

この3つの駐車場の中では第一駐車場が最も神社に近く、そこから車道の方(バス停がある方向に向かって歩くと様々な飲食店が並んでいるので、そちらを散策してみるのもお薦めです。

(「森のカフェ燦燦」のハンバーグが美味しいと地元の奥様が話されていました)

また、神社の鳥居から海へ向けての道を真っすぐ歩くと、「ネオラログイン」と言う現代風商店街を体現したと言う、ハンドメイド雑貨や珈琲店、パン屋などが集まった場所もあります。

福津の海岸にまで足を運ぶと、さらに沢山のカフェがあるのでお時間のある方は行ってみてください。

筆者の個人的お勧めは、海岸にある「カフェアロハ」で食べられる期間限定の「光の道パンケーキ」です!

幸運をもたらす巳神様特集!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次