宗像⼤社は何の神様を祀っているの?神社ライターが分かりやすく解説!

今回の記事では、宗像大社は何の神様を祀っているのか分かりやすく解説していきます!

福岡県宗像市にある「宗像大社」は世界遺産として登録されているほど、貴重な神社です。

本来「宗像大社」とは宗像市にある「辺津宮」大島にある「中津宮」沖ノ島にある「沖津宮」の全てを合わせて「宗像大社」と呼ばれていました。

ですが今現在は「宗像大社」と言えば宗像大社の「辺津宮」だと認識されている方が大多数です。

今回は本来通りの

「宗像大社」=辺津宮・中津宮・沖津宮として
「宗像大社」に祀られているお神様について分かりやすく解説していきます!

また「宗像大社」の御祭神の情報と合わせて、見どころや実際に見聞きした不思議な体験なども交えてご紹介していきますので、どうぞ楽しんでご覧ください。

目次

宗像⼤社は何の神様を祀っている?分かりやすく解説!

宗像大社境内
  • 宗像大社はこの神様を祀っている!
  • ◯◯神様の由来と歴史
  • ◯◯神様のご利益とは?
  • 宗像⼤社の⾒どころと参拝のポイント
  • 宗像⼤社での参拝・体験談

それではさっそくお伝えしていきます!

宗像⼤社は宗像三女神様を祀っている!

最初にお伝えするのは、宗像大社は「宗像三女神」様を祀っている!です。

宗像大社の

「辺津宮」には市杵島姫命(いちきしまひめ)様。

「中津宮」には湍津姫神(たぎつひめ)様。

「沖津宮」には田心姫神(たごりひめ)様。

が祀られており、こちらの三柱の女神を合わせて「宗像三女神」様とお呼びします。

この「宗像三女神」様たちは、天照大神様(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の「誓約(うけい)」の際に生まれたとされています。

「誓約」とは和解・契約の意味も持つのですが、占いのようなものと考えて頂けるとわかりやすいです。

日本の最高神である天照大神様と素戔嗚尊様の間に生まれた神様と言うだけで、凄い神様だという事が伝わってきますが、もっと凄い事が2つあります。

数ある神様の中で、限られた神様にしか見る事の出来ない史実を「宗像三女神」様たちは

持っていらっしゃるのです。

詳しくは次の由来でお伝えしていきます!

宗像三女神様の由来と歴史

次にご紹介するのは、宗像三女神様の由来と歴史です!

先程の記事で、宗像三女神様には

「数ある神様の中で限られた神様にしか見る事の出来ない、2つの史実がある」

とお伝え致しました。

その史実とは何なのかお伝えしたいと思います。

まず1つめの史実は

「宗像三女神は、天照大神様から直々の勅命を受けて宗像の地に降臨した」

と言うことです。

宗像三女神様は天照大神様の神勅((しんちょく・神の与えた命令)により宗像に降臨されました。

この天照大神様から直々の神勅を受けたのは、八百万の神々の中でも天照大神様の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と宗像三女神様のみと言われています。

気になる神勅の内容は、大雑把にお伝えしますと

「あなたたち三神はここから繋がる海の道を守り、天つ神の子孫を助け、天つ神の子孫から祀られなさい」

と言うような内容。

その事から宗像三女神様は、朝鮮半島に向けて鎮座し海を見守っていると言われています。

次に2つめの史実は宗像三女神様につけられた、尊称です。

宗像三女神様には、「道主貴」(みちぬしのむち)と言う別名があります。(日本書紀に記述がみられます)

この「貴」と言う文字は、神々の中でも「最高に高貴な神」の意味で「最高神」にのみ見られる文字。

「宗像三女神」様の他には「天照大神」様(別名:大日靈貴神(おおひるめむちのかみ))と「大国主神」様(別名:大己貴神(おおなむちのかみ))と言う名だたる神様にしか見る事の出来ない文字なのです。

そんな2つの史実「天照大神様直々の勅命を受けた」「道主貴と言う尊称を持っている」宗像三女神様!

どれほど凄い神様かおわかりいただけたでしょうか?

宗像三女神様のご利益とは?

沖津宮(おきつぐう)
沖津宮(おきつぐう)遙拝所

次にご紹介するのは、宗像三女神様のご利益です。

「古事記」や「日本書紀」に名前が出てくるとても凄い神様でありながら、謎めいた部分も多々ある「宗像三女神」様。

その「宗像三女神」様のご利益とはどういったものがあるのでしょうか?

史実や地元で語られている事なども交えて、ご利益をご紹介します。

「宗像三女神」様のご利益として一番有名なものが、「海上安全」「交通安全」「国家安寧」です。

また地元の漁師さんの間では「大漁満足」「豊漁」などの漁業に纏わるご利益もあげられます。

また、宗像三女神様のお一人である市杵島姫命様は弁天様と同一視されていることから、

弁天様のご利益である「金運・財運向上」「商売繁盛」「芸事上達」もご利益としてもたらしてくれるそうです。

また、市杵島姫命様は弁天様だけではなく「瀬織津姫」様と言う神道の祝詞の「大祓詞」に出てくる謎の多い女神様とも同一視されています。

「瀬織津姫」様は罪穢れを流す神として「大祓詞」の中で見られるので、罪穢れを清める事や、海や水に関わるご利益をもたらしてくれるうえ「龍神」としての側面を持つと言われています。

海や水に関わる神様の化身は「龍神」とされる事が多いので、「宗像三女神」様も「龍神」としての面を持っていると言われるのも頷けます。

「龍神様」が気になる方も、「宗像三女神様」が気になる方も宗像三女神様に心を込めてお参りすれば、きっとあなたに必要なご利益を授けてくださいますよ。

宗像⼤社の⾒どころと参拝のポイント

神社前の店舗

次にご紹介するのは宗像大社の見どころと参拝のポイントです!

最初の方の記事に記述致しましたが、本来「宗像大社」は「辺津宮」「中津宮」「沖津宮」を合わせて「宗像大社」と言います。

今現在では「宗像大社・辺津宮」を指して、またはそこを目指して宗像大社参拝をされる方が多いと思います。

ですので、今回は「宗像大社・辺津宮」の見どころと参拝のポイントについてお伝えさせて頂こうと思います。

宗像大社辺津宮の見どころは、何と言っても古代祭式跡が見られる「高宮祭場」です!

宗像大社 古代祭祀跡

この場所はパワースポットの名高く、独特の雰囲気が流れています。

本殿にお参りした後、第二宮・第三宮とお参りした後に「高宮祭場」にお参りする事をお薦め致します。

ご本殿には「市杵島姫命様」が第二宮には「田心姫神様」が第三宮には「湍津姫神様」が祀られているので、その順序でお参りする事でさらに力を頂く事ができますよ!

また、宗像大社散策の一休みとして、最近できたカフェに立ち寄るのもお薦めです!

こちらの茶店で買える「姫餅」はやわらかく、優しい甘さでなんと中にはワカメが入っていると言う、宗像大社ならではのお餅です!

筆者もお土産に10個入りを買って帰りましたが、一人で5個も食べてしまうくらい美味しかったです!

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