志賀海神社に⿅の⾓があるってホント!?⿅との関係はなに?

今回の記事は志賀海神社に10000本あると言う、鹿の角の謎に迫ります!!

志賀海神社は、福岡市東区志賀島にある海に囲まれた神社です。

しかの島・しかうみ神社と言うその名にも鹿が隠れているくらい、鹿と関係のありそうな神社ですが、なんと志賀海神社には10000本以上もの鹿の角が納められている場所があるそうなのです!

本記事では

  • 志賀海神社の10000本の鹿の角は本当にある!
  • 志賀海神社と鹿の関係は?
  • 鹿のご利益はなに?
  • 志賀海神社の営業時間・所要時間は?
  • 福岡の鹿を祀っている他の神社は?

についてお伝えしていきます!

どの情報も、実際にその場を訪れ取材させてもらった内容です!

それではどうぞ楽しんでご覧ください!

目次

志賀海神社の10000本の⿅の⾓は本当にある!

志賀海神社の鹿角

始めにご紹介するのは志賀海神社に本当にある!10000本の鹿の角についてです。

こちらの写真は志賀海神社に実際に在る「鹿角庫」(ろくかくこ)と呼ばれる場所です。

本殿前の階段を上る前、ご本殿右横に位置する場所に置かれている「鹿角庫」。

写真を見て頂くとわかるのですが、中にぎっしりと詰め込まれたもの全て鹿の角!

その数はなんと10000本以上にもなると言われています。

大小様々な鹿の角。

人生において、こんなにも沢山の鹿の角を見る機会なんて、なかなか訪れないのではないでしょうか?

志賀海神社と鹿の関係は?

次にご紹介するのは、志賀海神社と鹿の関係です。

そもそもどうして10000本以上もの鹿の角が志賀海神社に在るのか、とても気になりますよね。

志賀海神社と鹿の関係。

そこには、志賀海神社や志賀島にたくさんの伝説を残した「神功皇后」が関わっていました。

神功皇后は14代天皇・仲哀天皇のお后で、八幡様の名で知られる応神天皇を産んだお神様でもあります。

神憑り的力を持って三韓征伐を成し遂げたと言う伝説を残しており、各地に様々な逸話が語り継がれています。

その神功皇后が三韓出兵される際、戦勝祈願として鹿狩りを行ったそう。

そして無事に三韓平定された後、狩った鹿の角を志賀海神社に納めた事が志賀海神社の鹿の角奉納の始まりだと言われています。

戦勝を納めて帰ったと言う神功皇后にあやかり、戦国時代には多くの戦国武将等が鹿の角を納め、それは大戦前まで続いていたそうです。

志賀島には昔は沢山の鹿がいたそうなので、きっとその時に狩られた鹿の角が「鹿角庫」には納められているのでしょう。

志賀海神社の鳥居
志賀海神社の鳥居

ちなみに、それが由来で「しかの島」や「しかうみ神社」と呼ばれるようになったのではと、思いがちですが、どうやら違うようです。

こちらも神功皇后に由来し対岸と島が近かったので「近島(ちかしま)」と呼ばれたものが、訛って「しかしま」になったと伝えられているそう。

いずれにしましても、志賀海神社と鹿の関係には、神功皇后の伝説が関わっていた!と言う事ですね。

鹿のご利益はなに?

次にご紹介するのは気になる鹿のご利益はなに?です!

志賀海神社にある「鹿角庫」。

あまりの迫力に拝みたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、神職さんにお尋ねした所、

この場所は参る対象ではない

とのこと。

ですが、願望成就を願って納められた鹿の角、何かしらの力が宿っていてもおかしくはないと思います。

そもそも、なぜ鹿の角が納められたのかという事も気になりますよね。

鹿の角は釣り鉤や薬など様々な用途に使える貴重なものだったという事もありますが、江戸時代の武士が働いて貰う給金の事を「禄」(ろく)と呼んでいた事をご存じでしょうか?

鹿の事も「ろく」と呼ぶこともある事から、鹿は「お金」をもたらす象徴とされていると言うお話もあります。

また、勇猛な武将として名高い「真田幸村」が、鹿の角を取り付けた兜を愛用していた事や、鹿の角は戦いの勝利を象徴することから「勝負運」にも関りがありそうです。

それに、鹿が川を渡る事から縁起を担ぎ、地域によっては鹿の角を「水難除けの御守」として重宝するところもあるのだとか。

鹿の角は「角落ち」を経て毎年生え変わる事から、「厄落とし」厄を祓ってくれる効果もあると解釈するお話しもあるそう!

鹿自体は「神様のお遣い」と言われる事もあるので、その角に不思議な力が宿ると考えられるのではないでしょうか?

その力の宿る鹿の角を見た後に、志賀海神社にお参りすれば、きっと素晴らしいご利益を授けてくれるのではないかと思います。

志賀海神社の営業時間・所要時間は?

次に志賀海神社の営業時間と、見て回るための所要時間についてお伝え致します。

志賀海神社の方にお尋ねした所、神社自体の開門時間は6:00から。

御守り授与所が開くのは8:00からとの事でした。

基本17:30まで開いているとのことでしたので、お守りや授与品、御朱印の気になる方は授与所が開いている時間帯に参拝することをお薦め致します。

志賀海神社境内を見て回るための時間はゆっくり回って1時間半くらいあれば充分だと思います。

ただ、志賀海神社より車で10分ほどの所にある沖津宮や中津宮に参拝されたい方は、もう少し余裕を持って来られた方が良いかと思います。

(志賀海神社・沖津宮・中津宮と参ると良いと神職さんや地元の方にお薦めされました)

福岡の⿅を祀っている他の神社は?

最後にご紹介するのは、福岡の鹿を祀っている他の神社は?です。

鹿を祀っている神社ではないのですが、灯篭に鹿が彫りこまれた「志式神社」をご紹介致します。

上記の写真が「志式神社」の灯篭で、下記の写真が「志賀海神社」の灯篭です。

鹿の姿を見る事ができます。

「志式神社」も神功皇后にちなんだ伝説が残る場所で、(三韓征伐の際戦勝祈願の神楽を舞ったと言う伝説が残っているそうです)

志賀海神社にあったのと同じような「亀石」が鎮座しています。

御祭神は、火明神・火酢芹神・豊玉姫神・十域別神・稚武王・葉山姫神。

火難・盗難・難産を免れ家運を開く神として信仰されています。

また、恵比寿様もお祀りされていましたので、漁業・農業にもご利益がありそうです。

志賀海神社のある志賀島に行く途中にある神社で、とても厳かな雰囲気の神社ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。

志賀海神社に⿅の⾓があるってホント!?⿅との関係はなに?まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事をまとめます。

・志賀海神社の10000本の鹿の角は本当にある!「鹿角庫」

・志賀海神社の鹿の角は、神功皇后が奉納した事が始まりだった!

・鹿のご利益は「金運」「勝負運」「水難除け」「厄落とし」

・志賀海神社の営業時間・所要時間は、8:00~17:30(授与所)

・福岡の鹿を祀っている他の神社は?鹿の灯篭が見られる、神功皇后ゆかりの「志式神社」

ぜひ志賀海神社や志式神社に訪れてみてくださいね。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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