この記事では、日本各地の「宗像三女神」を御祭神として祀っている神社を5つ紹介します。
宗像三女神(むなかたさんじょしん)は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子にあたり、海の神様と古事記等で言い伝えられています。
そんな日本神話を語る上で欠かせない「宗像三女神」を御祭神としている、有名な神社5つをご紹介します!
宗像三女神を祀っている神社はこの5つ!
宗像三女神(むなかたさんじょしん)を御祭神としている有名な神社は次の5つです。
- 宗像大社(福岡県宗像市)
- 厳島神社(広島県廿日市市:宮島)
- 江島神社(神奈川県藤沢市)
- 網戸神社(あじとじんじゃ)(栃木県小山市)
- 市杵島神社(東京小金井市)
それではひとつずつ解説していきます!
宗像大社(福岡)|世界遺産にも登録された日本最古の神社の一つ
福岡県宗像市に位置する宗像大社は、
- 沖津宮(おきつぐう)に「田心姫神(たごりひめのかみ)」
- 中津宮(なかつぐう)に「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」
- 辺津宮(へつぐう)に「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」
を祀っています。
日本神話では、この宗像の地に最初に三女神が降り立ったとされています。
宗像大社は、海や道路の安全を守る神様として地元の漁師さんたちからも信仰されており、交通安全や願い事の成就、商売繁盛、家族の繁栄、恋愛成就などの御利益があるとされています。
また、沖津宮遥拝所は、世界遺産である宗像大社関連遺産群として登録されています。
田心姫神(たごりひめのかみ)を御祭神としている沖津宮の沖ノ島は「神宿る島」と呼ばれています。
本土の辺津宮境内には、神宝を展示する「神宝館」や、古い祭りの跡地である「高宮祭場」もあります。
また、自然の木々に囲まれた境内の小道を歩くと、「高宮」への道があり、訪れる方々には癒しを提供するパワースポットとしても知られています。
ぜひ訪れてみてください^^
神社・寺院 | 宗像大社(辺津宮) |
所在地 | 福岡県宗像市田島2331 |
営業期間 | 参拝6:00~17:00 祈願9:00~17:00 |
主なご利益 | 厄除け、交通安全、開運厄除 |
御朱印 | あり |
電話番号 | 0940-62-1311 |
公式サイトURL | https://munakata-taisha.or.jp/ |
厳島神社(広島)|海に浮かぶ日本を代表する神社の一つ
厳島神社は、広島県の宮島(厳島)にある、日本を代表する神社の一つです。
この神社は、特にその美しい鳥居で知られ、海に浮かぶように立つその姿は、日本の象徴的な景色の一つとされています。
歴史的には、厳島神社は平安時代に創建されたと伝えられており、その後、多くの時代を経て今日に至っています。
特に平清盛によって大きく整備され、その豪華さと美しさで知られるようになりました。
御祭神は、宗像三女神(市杵島姫命、湍津姫神、田心姫命)で、海の安全や交易、漁業の守護神として信仰されています。
これらの女神は、海の神様として古来から日本各地で崇拝されており、厳島神社では海の神として特に重要な役割を果たしています。
建築的にも特筆すべきで、社殿は海上に建てられており、満潮時には水上に浮かんでいるように見える独特の構造をしています。
また、厳島神社は世界遺産にも登録されており、日本だけでなく世界中から多くの観光客が訪れる場所となっています。
厳島神社は、その歴史的、文化的価値と共に、美しい自然環境と調和した姿で、多くの人々に愛され続けている神社です。
江島神社(神奈川)|パワースポットでご利益を!芸道上達も!
次は江ノ島にある江島神社についてご紹介します。
江島神社は、江ノ島にある辺津宮、中津宮、奥津宮という3つの神社の総称です。
この江島神社も、海の神様として”宗像三女神”が祀られています。
それに加え、江ノ島自体がパワースポットなので、辺津宮や中津宮、奥津宮だけでなく、弁財天や龍神を祀る場所もあります。
多くの人が辺津宮だけを訪れがちですが、全部の神社を巡ることで、もっと強いご利益が得られるかもしれませんよ!
江ノ島の神社を全部回るのには半日くらいかかりますが、全部の神社を回った達成感やすっきり感は本当に格別です。
江ノ島の神社を心を込めてお参りして、あなたの願い事が叶うといいですね!
神社・寺院 | 江島神社 |
所在地 | 神奈川県藤沢市江の島2-3-8 |
営業期間 | 弁財天拝観 8:30~17:00 |
主なご利益 | 金運、交通安全、幸福、財宝、芸道上達 |
御朱印 | あり |
電話番号 | 0466-22-4020 |
公式サイトURL | http://enoshimajinja.or.jp/ |
網戸神社(栃木)|御朱印が可愛い!田心姫命を祀る神社
栃木県小山市にある網戸神社(あじとじんじゃ)は、由緒ある神社で、主祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)です。
田心姫命は、宗像三女神の長女、水運の神様として知られ、特に交通安全に関連するご利益があるとされています。
この神社は、その神聖な雰囲気と平穏な自然に囲まれた環境で、訪れる人々に安らぎを与えます。
祭神の一人である田心姫命は、水や交通の安全を守る神様として信仰されており、海や川といった水辺の安全を願う人々からの信仰が深いです。
また、網戸神社には天児屋根命も祀られており、こちらも水運守護の神様です。
網戸神社は月替わりの御朱印が人気で、手作りの御守も多くの参拝者に愛されています。
季節ごとに変わる御朱印や自然豊かな境内は、参拝者にとって魅力的な要素です。
創建年代は不詳ですが、長い歴史を感じさせる神社であり、訪れる人々には神聖な体験を提供します。
神社 | 網戸神社 |
所在地 | 栃木県小山市網戸2025 |
ご利益 | 交通安全、厄除け |
電話番号 | 090-4204-1117 |
市杵島神社(東京)|市杵島姫神を祀る様々なご利益のある神社
東京都小金井市に鎮座する市杵島神社は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神とする神社です。
市杵島姫命は、航海安全や水の守護などのご利益で知られる神様で、特に海に関わる活動や業界に従事する人々からの信仰が深いです。
市杵島神社は、享保17年(1732年)に梶野新田(現在の梶野町)の鎮守として創建されたと伝えられています。
この神社は、小金井市の中でも特に歴史的な価値を持つ神社の一つとして、地域の文化と歴史を象徴する存在です。
神社の鳥居や狛犬は、訪れる人々にとっての目を引く特徴であり、神社の雰囲気を一層高めています。
市杵島神社は、地元の人々だけでなく、遠方からの参拝者にもその美しさや神聖な空気で知られています。
この神社は、美容や健康、商売繁盛などのご利益も提供しており、多様な願い事を叶える力があると信じられています。
小金井市の中心部からアクセスしやすい立地にあり、参拝に訪れる人々に心の安らぎを提供しています。
神社・寺院 | 市杵島神社 |
所在地 | 東京都小金井市梶野町4-13-2 |
ご利益 | 金運、美容健康、水難守護、航海安全、商売繁盛、技能向上 他 |
全国「宗像三女神」を祀っている神社 まとめ
さいごに、この記事の内容をまとめます。
- 宗像三女神:素戔嗚尊の子で海の神として知られる。
- 宗像大社(福岡県):世界遺産、沖津宮に田心姫神、中津宮に湍津姫神、辺津宮に市杵島姫神を祀る。
- 厳島神社(広島県):美しい鳥居で知られ、平安時代創建。海の安全や交易の神として信仰される。
- 江島神社(神奈川県):辺津宮、中津宮、奥津宮を含む、金運や芸道上達などのご利益がある。
- 網戸神社(栃木県):田心姫命を主祭神とし、交通安全や厄除けのご利益あり。
- 市杵島神社(東京都):1732年創建、金運や美容健康、航海安全などのご利益あり。
これらの神社は、宗像三女神を祀り、古事記や日本神話に根差した重要な場所です。
各神社は、歴史的、文化的価値が高く、多様なご利益を提供しています。
これらの神社を訪れることで、日本の神話や伝統に触れることができ、心の安らぎやご利益を得ることができます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。