大阪府は都市部には高層ビルが立ち並ぶ一方、仁徳天皇陵古墳等の規模が大きな古墳をはじめとした歴史的建造物も数多く残っています。
大阪府は、京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県と歴史が深い地域と隣接している他、戦国時代には豊臣秀吉が商業の中心として日本一にぎわった町となりました。
そのため古来の神社仏閣の景観が多く残っています。
それら神社・仏閣を、神社巡り10年の筆者が解説したいと思います。
本記事では、
「巳年に開運して出世・諸願成就をしたい」
「不振が続きモヤモヤしているため運気を上げたい」
「運気を上げたいと思った時に訪れたい神社を見つけたい」
といった、皆様の願いにお応えしていきたいと思います!
大阪の巳年に参拝したいおすすめ神社5選はここ!
大阪の巳年に参拝したいおすすめ神社は次の5箇所です。
- 難波八阪神社(阪市浪速区)
- 敷津松之宮(阪市浪速区)
- 意賀美神社(枚方市枚方)
- 鴫野神社(大阪市天王寺区)
- 玉造稲荷神社(大阪市中央区)
それでは紹介していきます!
難波八阪神社:ヤマタノオロチ討伐伝説のご利益で厄除・開運を!
仁徳天皇の時代、この付近一帯に疫病が流行り人々が困っているところに、牛頭天王が現れました。
その畏敬を尊び、これを祀ったのが当社の始まりと言われています。
古来から、「難波下の宮」と称し難波一帯の産土神だったそうです。
難波八阪神社の主祭神は、素盞嗚尊(スサノオ)・奇稲田姫命(クシナダヒメ)の夫婦神と、その子と言われる八柱の神々です。
スサノオとクシナダヒメと言えば、日本神話の出雲の『ヤマタノオロチ退治』です。
ヤマタノオロチは、8つの頭を持つ蛇で出雲の地域の人々を怖がらせたと言います。
スサノオは、そのヤマタノオロチを退治し、クシナダヒメと結婚したのでした。
スサノオのヤマタノオロチを退治した経緯や、クシナダヒメと結婚し、子を儲けた由来から厄除け・疫病退散・縁結び・安産などにご利益があると言われています。
2025年巳年に”厄除・開運の神様・夫婦神のご神徳”をいただきに行きませんか?
敷津松之宮:難波の大黒さんで多様な運気向上へ!
古来、神功皇后が三韓征伐より帰朝し、住吉大社から敷津の浜を航行していました。
海岸に荒波が打ち寄せ行けず、渚に松を3本植えてここより潮が満ちないよう祈願し、その松の下に素盞嗚尊(スサノオ)を祀ったのがこちらの神社の始まりです。
こちらの神社は、相殿で祀られてある『大国主神社』が、木津の大国さんとしてよく知られるようです。
スサノオは、ヤマタノオロチを退治した英雄として神話にあります。
また大国主は、スサノオの娘と結婚した神話の物語があります。
三輪山の神である大物主(オオモノヌシ)と同一視されている神で、蛇の姿をしていると言われています。
そのため、蛇神信仰の一人としてとても霊験あらたかな神様としても名があります。
スサノオは厄除・病魔退散・縁結び等にご利益があり、オオクニヌシは金運・福徳開運・商売繁盛・縁結び等のご利益があると言われています。
”神話の物語で主役を担う神から”巳年からの開運・ご縁を得に行こう!
意賀美神社:水神が持つ清めと開運で巳年をより良い年に!
意賀美神社の創建は不詳ですが、物部氏の遠祖である伊香色男(イカガシコオ)の邸宅がこの地にあり敷地内に鎮座していたと言われています。
淀川流域は古来、日本の政治・文化・経済の中心地として重要な位置を占めていました。
この地では、古来から川の氾濫・洪水に見舞われた事による水神を祀った、淀川の鎮守とみなされてます。
意賀美神社の主祭神は、高龗神(タカオカミ)という水の神様です。
日本神話では、神産みの物語において、伊邪那岐神(イザナミ)が火の神様・迦具土神(カグツチ)を斬り殺した際に、剣の柄に溜った血から生まれたと言われています。
タカオカミは水神で、龍神としても崇められており、蛇の象徴とも言わています。
こちらのご利益は、降雨祈願・五穀豊穣・金運招福、美容健康・水難守護・厄除・縁結びなど多様なご神徳があります。
”水神の龍蛇神のパワーで”あらゆるご神徳で開運のパワーを上げていこう!
鴫野神社(しぎのじんじゃ):淀殿の祟りが女性のためのご神徳へ!
生國魂神社(いくたまじんじゃ)の境内に8つの末社があるうちの一つの社です。
江戸時代に大阪城に異変が起こった際、淀君の崇りと考えられ、鴫野弁財天が祀られている弁天島に淀君を祀る祠を創ったことが始まりだそうです。
女性の守護神として、悪縁切りと良縁に結び、一願成就の御利益があると伝えられています。
鴫野神社のご祭神は、市寸島比賣神(いちきしまひめのかみ)・大宮賣神(おおみやのめのかみ)・淀君(よどぎみ)です。
淀君が何度も参拝したという弁財天とともに祀られ、女性のための願いを叶える神として崇められることとなったのです。
弁財天は、白蛇を使いとしており、蛇と関係が深い神様です。
”淀君と弁財天のご神徳を”女性の願いを叶えていこう!
玉造稲荷神社:商売繁盛・縁結び・恋結びのご縁で開運を。
垂仁天皇の時代、聖徳太子が仏教受容問題で物部守屋公と争われた際、この玉作岡に陣を敷いたと言います。
聖徳太子が『我に勝を与えるならこの栗の白木の箸に枝葉を生じさせ給え』と祈願されたところ、この戦いも無事に終わったといわれています。
大坂の陣でこの地は再び戦地となり被害を受け、氏子・崇敬者の寄進を以って再建され、『大坂城の鎮守神』として崇敬されました。
主祭神は宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)他4柱が祀られています。
ウカノミタマの『ウカ』は、宇賀神とも言われ、蛇の形をした神様です。
その所以から、蛇にとても関係がある神社と言えます。
玉造稲荷神社のご利益は、稲荷秦のご神徳である五穀豊穣・商売繁盛以外にも、相祀されている神々の子授け・恋愛成就・縁結び・夫婦円満のご利益があります。
“縁を結ぶ稲荷神に願いをかけ”巳年からより良縁を結びませんか?
大阪の巳年に参拝したいおすすめ神社おすすめ5選まとめ
今回は大阪の巳年に参拝したいおすすめ神社についてご紹介しました。
大阪は、古来から日本の中心的都市として栄えた場所でもあり、歴史も文化も深いところです。
そのため、多様な御祭神や建造物の神社仏閣も多く存在し興味を惹きますね。
こちらでご紹介した神社・仏閣は下記の通り。
- 難波八阪神社
- 敷津松之宮
- 意賀美神社
- 鴫野神社
- 玉造稲荷神社
この記事があなたの”大阪で巳年からの運気を倍増させる素晴らしいパワースポット”となる参考になれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。