東京「上野東照宮」のスピリチュアルな要素・ご利益を詳しく解説!

東京上野に駅前の広大な敷地に立つ神社、上野東照宮があります。

正式名称の表記は東照宮ですが、他の東照宮と区別するため鎮座する上野の地名をつけて上野東照宮と言います。

また、3柱の神を祀ることから、『三処権現』とも呼ばれています。

この度は、上野東照宮について神社3級認定で神社巡り大好きな筆者が解説したいと思います。

目次

東京「上野東照宮」のスピリチュアルな要素・場所はこの5つ!

上野東照宮のスピリチュアルな要素・場所は次の5つです!

  • 歴史的スピリチュアル
  • 昇龍のお守り
  • 金色殿と唐門
  • 不思議なご利益
  • 石の灯籠 銅灯籠

それでは詳しく解説していきます!

1つ⽬:上野東照宮の歴史的スピリチュアル

東京都台東区にある『上野東照宮』は、危篤の家康が天海僧正と藤堂高虎を枕元に呼び、遺言して建てられたのだそうです。

上野東照宮の創建は1627年に天海僧正が上野公園内に東叡山寛永寺を開山しましたが、その中の一つの社として、藤堂高虎が創建した神社である『東照社』が始まりだそうです。

東照宮に祀られている神様は、徳川家康公が神格化したお姿の東照大権現です。

この上野に東照宮が作られた理由の一つに、日光まで参拝できない江戸庶民のため、日光東照宮と同じくらい豪華な東照宮を建てたのだそうです。

なんといっても、この上野東照宮では、不思議なことがあるのです。

江戸時代幕末に起こった彰義隊という旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍の間で行われた上野戦争で、一帯が戦火で焼け野原だったところを逃れたという逸話があります。

太平洋戦争では、米軍の爆弾が投下され着弾するも、それが不発弾となり無事だったことがあります。

これらが徳川家康公の御神徳だと噂になり、凄い強運のご利益があるパワースポットとして有名になりました。

2つ⽬: 昇龍のお守り

上野東照宮では、徳川家康公の月命日である毎月16日・17日・18日の三日間限定の強運を呼ぶお守りがあります。

その名も「昇龍守」といい、その三日間だけ売られています。

家康公の天下統一をした実績や上野東照宮が色んな災厄から逃れたことにより、御利益は強運・勝利・出世です。

この昇龍守を目当てにわざわざ全国各地の遠方から訪れる人が絶えません。

このお守りは、境内にある唐門に刻まれた「左甚五郎」作の昇り龍をモチーフにしたものだそうです。

左甚五郎は、伝説的な彫刻師であり、その龍のデザインはとても印象的です。

一体1500円と他のお守りよりも値ははりますが、ぜひともご利益にあやかりたいものです。

3つ目:金色殿と唐門

上野東照宮は東照社に始まり、1651年に三代将軍・徳川家光公が大規模建て替えし、社殿に金箔をふんだんに使った豪華絢爛の『金色殿』となりました。

上野東照宮の造りは、参道側から拝殿・幣殿・本殿の三つ連結の部屋からなる権現造りとなっています。

唐門は1651年建築で、国指定重要文化財です。

唐門の正式名称は唐破風造り四脚門と言い、左甚五郎作の「昇り龍・降り龍」の彫刻があります。

この龍は、毎夜門から飛び出て不忍池の水を飲みに飛んで行くという伝説があります。

また、偉大な人ほど頭を垂れるという諺に由来して、頭が下に向いているものを昇り龍と呼びます。

4つ目:不思議なご利益「たぬきとの縁」

上野東照宮の御祭神が徳川家康公ということで、その功績を称えたもので、特に若い頃に苦労して天下人となった出世について願う人が多くいます。

またどん底から這い上がり最後に日本を勝ち取ったことから、強運・勝利運にもあやかれます。

徳川家康公は戦国大名の中でも長寿であったとされ、また健康に関して非常に気を使っていたというご神徳により、健康長寿もご利益としてあります。

さらに、拝殿横から奥には、『栄誉大権現』という社があります。

栄誉大権現は、タヌキの姿をしており「お狸様」とか「夢見狸」などと呼ばれています。

他を抜く「他抜き」から縁起を担ぎ、強運や必勝・受験合格・就職祈願などにご利益があります。

とくに「強運開祖の受験の神様」として受験シーズンは学生諸君の参拝が多いようです。

金色殿本殿

5つ目:石の灯籠 銅灯籠

大石鳥居と水舎門を過ぎると、表参道には石灯籠と銅燈籠がずらっと立ち並び、家康公が崇高されていることがよくわかります。

社殿唐門の近くには、紀伊藩・水戸藩・尾張藩の徳川御三家奉納された銅灯籠が一番近くにあり、諸大名から奉納された48基の銅灯籠が並んでいます。

佐久間勝之が奉納した巨大な石灯籠は、『お化け灯籠』として有名であり日本三大灯籠にも数えられています。

日本三大灯籠は、熱田神宮の佐久間灯籠、南禅寺の佐久間灯籠、そして上野東照宮・お化け灯籠です。

いずれも佐久間が作った寄進ですね。

古来、上野東照宮への石灯籠を納める大名は十万石以上と限られていたらしいのです。

佐久間はそんな大名でもなかったのですが、無理をして特大の灯籠を奉納し、切腹となってしまったそうです。

そんな佐久間が、夜な夜な燈籠の陰から出るとかでないとか…

そんな伝説があります。

神社寺院上野東照宮
所在地東京都台東区上野公園9−88
営業期間冬季(10月~2月) 9:00~16:30
夏季( 3月~9月) 9:00~17:30
冬季(10月~2月) 9:30~16:00
主なご利益出世・勝利・健康長寿
御朱印あり
電話番号03-3822-3455
公式サイトURLhttps://www.uenotoshogu.com/
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