今回は「上野東照宮」の見どころについて紹介します。
神社巡りを趣味とする筆者が特におすすめしたい上野東照宮のみどころについて詳しく書いていきますので、神社好きの方はぜひ読んでみてください!
本記事では、
「上野東照宮の見どころって何?」
「上野東照宮を訪れた時の見るべきところは?」
といった上野東照宮に関する疑問についてお答えします。
実際に現地を訪れた際の体験談と感想を交えながら、上野東照宮の魅力をお伝えします!
貴重な情報をたくさん載せていますので、最後まで読んで参考にしてくださいね!!
上野東照宮の見どころはこれ!
上野東照宮の見どころは次の5つになります。
- 上野東照宮の昇龍のお守り
- 上野東照宮の金色殿
- 期間限定!社殿内部の公開
- 上野東照宮の静心所
- 徳川家康との関係
それでは、これらの見どころについて紹介していきます!
昇龍のお守り|三日間限定の強運を呼ぶお守り!
まずは上野東照宮で最も人気の高いアイテムのひとつである「昇龍のお守り」について紹介します!
昇龍のお守りは毎月16日、17日、18日の三日間だけ売られているお守りです。
(本来は17日限定ですが、感染症予防で現在は前後の三日間に変更中)
御利益は強運、勝利、出世で、昇龍のお守り目当てにわざわざ遠方から訪れる人もいるほどの人気アイテム。
金文字の刻印が入った木箱に収められ、上品な黒地の袋に金と銀の糸で昇り龍の姿を刺繍されたお守りはひと目見ただけでも、強力なご利益が期待できそうです。
お値段は1500円と一般的なお守りより少しお高いですが、たしかなご利益と、プレミア感溢れるお守りの装幀を考えれば十分に買う価値ありですね!
三日間限定ですので、手に入れたい人は日にちをチェックしてから行くようにしてください!
昇龍のお守りの御利益は?
最後に上野東照宮の中で最も人気の高いアイテム「昇龍のお守り」について、デザインのもとになった彫刻の写真とともに紹介します。
昇龍のお守りは唐門に彫られた左甚五郎の昇り龍をモチーフにしているお守りです。
上等な小さな木箱に納められたお守りは黒と白と金といったシック色合いで、お守り全体に施された龍の刺繍が素敵な仕上がりになっています。
家康の命日である毎月の17日限定販売のお守りで(現在は感染予防対策で前後の16日から18日の三日間)、天下人家康にあやかって「出世」や「強運」、「勝利」の御利益あるとお評判です。
限定品だけあって、この昇龍のお守りのために遠方から買いに来る人も多いとのことです。
数に限りがあるので欲しい方は少なくとも午前中には授与所に足を運ぶことをおススメします!!
金色殿|燦然と光り輝く黄金色の本殿!!
では、つぎに金色殿について実際に撮影した写真を元に解説します。
金色殿は1651年(慶安四年)に造営された、現在では国指定重要文化財の社殿です。
もともと1627年(寛永四年)に造営された金色殿ですが、徳川家康によって日光東照宮に準じて再建されたのが現存する金色殿です。
金色殿の魅力は何といっても豪華絢爛たる彫刻と眩いほどに光り輝く金箔の本殿。
権現造りの金色殿は拝殿、石の間と言われる幣殿、本殿の三つの間からなっています。
周りは牡丹、前面に鷹、側面に鳳凰といった具合に見事な彫刻が施され、その精巧な技術と細かい丁寧な彫刻は眼をみはるものがあります。
金箔の本殿は陽に照らされると黄金色にきらめいて京都の金閣寺を凌ぐほどの美しさです。
人生に一度は見ておきたい社殿ですので、上野公園に行った際は必見の社殿と言えます!
期間限定!社殿内部の公開
金色殿は文化財保護の目的から本来は中へ入って見学することはできませんが、2022から期間限定で内部見学が可能になりました。
2023年は10月29日(日)、11月12日(日)、11月19日(日)の三日間になります。
この期間限定の内部見学の主催は上野東照宮ではなく、台東区が主催しています。
申し込みは下記の台東区へ申請するかたちになります。
◆台東区文化振興課 03-5246-1153
URL https://www.culture.city.taito.lg.jp/ja/facilities/00001c00000000000002000000540804
金色殿は2009年の修復工事以後、長い間本殿の中を公開していませんでした。
それが昨年2022年「上野の山文化ゾーンフェスティバル」開催の際に十数年ぶりに期間限定で公開されました。
今年も三日間だけ公開されるようになり、今後も見学できる機会があるかどうかは分かりませんので、興味のある方は見逃さないようにしてください!
上野東照宮の静心所|樹齢600年以上の大銀杏で作られた安らぎの空間!
ではつぎに静心所について、個人的に気になったポイント等を写真付きで解説します。
静心所はお守りや御朱印を頂く「神符授与所」を出たところにある、本殿を拝観する前に心を落ち着ける場所として作られました。
設計は有名な建築家・中村拓志氏です。
近代的でありながら目の前に広がる御神木や古い社殿と上手く調和したデザインになっていて、そこに座っているだけでほっと一息できるような不思議な空間になっています。
静心所の屋根に使われているのは、かつて御神木の近くにあった樹齢600年を越える大銀杏。
この大銀杏は長い間、御神木とともに信仰の対象になっていましたが、倒木の可能性があるほど劣化が進んでしまったため、やむなく伐採されることとなりました。
そして新たに静心所を支えるかたちで生まれ変わったのです。
よく見ると静心所の屋根は木目が美しく、まるで銀杏の葉に包み込まれているような安らぎを感じることができます。
眼の前には大きな御神木と金色殿の屋根や透き塀が見え、静心所に座っていると自然に気持ちが穏やかになります。
拝殿の前に静心所で気持ちを整えていくとより深い祈りを捧げることができますので、金色殿を拝観する前に一度、静心所に腰かけてみてはいかがでしょうか。
徳川家康との関係|家康が永遠の眠りの場所として願った神社
東照宮は1627年(寛永4年)、藤堂高虎が寛永寺の境内に創建しました。
徳川家康が危篤の際に天海僧正と藤堂高虎に自分の死後、安らかに眠れる場所を作るように命じたのが始まりと言われています。
1651年(慶安4年)に徳川家光が改築したのが現存する社殿です。
東照宮で祀られているのは江戸幕府を開いた「徳川家康」、幕府中興の祖である「徳川吉宗」、最後の将軍「徳川慶喜」。
東照宮は関東大震災の時も傾くことはなかった鳥居をはじめとし、社殿も幕末の戊申戦争や太平洋戦争の東京大空襲の際にも戦火をまぬがれています。
その強運さは江戸幕府を作った家康ならではのものと言っても過言ではありません。
東照宮の境内にはたくさんの大きな石灯籠が置かれています。
これらの石灯籠は東照宮が創建された時に全国各地の大名がこぞって献上した石灯籠です。
境内に並ぶ巨大な石灯籠の数々は家康の強大な力の象徴でもあるのです。
東照宮は家康ゆかりの神社ですので、出世や勝利に御利益があります。
上野公園を訪れた際は、ぜひとも参拝したい魅力的な神社ですね!
神社・寺院 | 上野東照宮 |
所在地 | 東京都台東区上野公園9−88 |
営業期間 | 御参拝. 冬季(10月~2月) 9:00~16:30 夏季( 3月~9月) 9:00~17:30 · 御朱印・ 御守御札授与. 冬季(10月~2月) 9:30~16:00 |
主なご利益 | 出世、勝利 、健康長寿 |
御朱印 | あり |
電話番号 | 03-3822-3455 |
公式サイトURL | https://www.uenotoshogu.com/ |
「上野東照宮」の見どころ5選 まとめ
今回は上野東照宮のなかでも特にチェックして頂きたい見どころを5つご紹介しました。
・プレミア価値が高い限定の昇竜のお守り
・燦然と輝く金色殿
・期間限定で見学できる金色殿の内部
・御神木の前で気持ちが安らぐ静心所
・徳川家康公との深い関係
など、どれもが他の神社にはない見どころばかりです。
これらの見どころを念頭にいれながら参拝すると、より深く上野東照宮について知ることができます。
みなさんも5つの見どころをしっかりと押さえて上野東照宮へ足を運んでみてください!!
最後までご覧いただきありがとうございました。